「世界的にも稀な存在の女優に」
―「チャングムの誓い」で大成功を収めた後、『親切なクムジャさん』という司会の小野文恵アナもうっとり…… |
「チャンングムの誓い」は、私が出演してきた多くの作品の中でも忘れることができない作品の1つです。しかし女優として1つの役にとらわれるのではなく、新しい挑戦が必要だと思っています。「チャングム」のイ・ヨンエにとどまらず、いろいろなイ・ヨンエの姿を見せていきたいですね。これまでのイ・ヨンエのイメージを持っていらっしゃる方は、『親切なクムジャさん』という作品を見てがっかりしたり、驚いたかもしれません。しかし、女優イ・ヨンエとしては、とてもやりがいがある作品として『親切なクムジャさん』を選び、興行面でも批評の面でも良い成果を得たことをうれしく思っています。この先、どんな作品にでるかまだ未定ですが、いろいろな役柄に挑戦していきたいです。多彩な役を演じられる女優は韓国や日本を含め、世界中にもそれほど多くないと思いますが、そんな女優になりたいです」
「長い間待っていてくれたファンにお礼を」
―来日は5年ぶりですが、日本でしたいことがあれば教えてください。「そうですね。5年前に来日したのは『春の日は過ぎゆく』という映画の宣伝のためでした。そのあと映画『JSA』のプロモーションで日本を訪れています。今回は何よりも、私のことをずっと忘れずにいてくださったファンの方に直接お会いしてお礼を言いたいと思っています。前回の来日から長い時間が経ったにもかかわらず、空港まで出迎えにきてくれたファンの方々。本当に頭が下がる思いで、お礼を申し上げたいです」
―ファンとのふれあい以外に、日本で楽しみなことはありますか。
「私は温泉がとても好きです。今回は時間的に難しいかもしれませんが、次回は家族と一緒に、温泉に行ってみたいです」
―ファンの方に一言お願いします。
「ドラマの後半は、医学用語など難しい面もあると思います。それにもかかわらずこのドラマが日本だけでなく中国や東南アジアなどで愛されているのをみると、本当に良い映画やドラマというのは国籍や言語や民族とは関係なく根付いていくものだと思っています。韓国ドラマ、韓国の俳優という点だけでなく、普遍的なものとしてみていただければと思います」
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記者会見では、スクリーンクォーター制度に関して意見を求める質問もありました。それに対し「直接意見を申し上げるよりも、良い作品に出演することで関心を持っていただき、世論を盛り上げることができれば」と控えめに語っていたのが心に残りました。
韓国では、透き通る肌から「酸素のような女」というキャッチフレーズで人気が出たイ・ヨンエ。デビュー当時そのままの清楚な雰囲気に、会場の男性記者からは「きれいだな~。何歳だっけ。エッツ?」という独り言のような声(?)も聞こえてきました。
NHK 総合テレビで毎週土曜夜10時放送中!
公式ホームページ:「宮廷女官チャングムの誓い」