「誰もが経る青春の物語」
元godのメンバーユン・ゲサンも出演! |
─この作品で伝えたかったことは何ですか?
ジュワン「僕と同世代の人々の物語であることです。この映画で描いた青春の時期を経ていない人はいません。皆が同じような経験をしていて、そこから生まれたストーリーです。青春を過ぎた人はその時期を思い出して共感し、まだ経験していない人は将来のことに思いを馳せる。同世代の人は共感したり、自分に足らないことがあれば直したり。青春というものに共感してもらうことができればと思います」
監督「ストーリーにはいろいろな社会問題が出てきます。10代の若者を、いろいろな問題の中に放り込んでしまおうと思いました。一つの問題を深く掘り下げるのではなく、いろいろな問題の中で成長する過程を描きたかったのです」
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『僕らのバレエ教室』は、大学進学を前に揺れる高校生の心を描いた物語。そう、オン・ジュワンが語ったように、誰もが経験する「巣立ちの時期」がテーマになっています。ちょうど春のこの時期、新しい環境に踏み出す人たちも多いのでは。映画を見て、私も○年前(!?)に大学に進学した春のことを思い出しました。不安だった一方で、希望で胸がいっぱいだったあの頃。
「平凡に生きるのは難しい。10年後もちゃんと生きていますか」
オン・ジュワンの言葉は、まるでかつての自分からの問いかけのように心に響きます。ちょっぴり切ないけれど、見た後はすっきり前向きになることができる『僕らのバレエ教室』。
青春を過ぎた方、そしていつも青春!という方、すべての世代にオススメの作品です。
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