「役者として生きるということ」
ビョンホン「かつては一生懸命演技をしながら、自分自身で喜怒哀楽を強烈に感じるというのがすべてでした。ところが俳優として、自分の人生とは異なる人物の生き方に大きな影響を与えることができるということに気づきました。私を通して誰かが夢を持つようになったりするということ。一人の人間として俳優が与えることができる影響というものを考えるようになりました」妻夫木「僕は飽きっぽい性格なのですが、演技に関してだけはそうではないのです。まるで恋愛をするように、演じることがだんだん好きになりました。四年前に『ウォーターボーイズ』を撮ったとき、映画という共同作業について、真剣に考えるようになりました。『ウォーターボーイズ』を上映している映画館を内緒で訪れたことがあるのですが、三回映画を観たという観客の話を聞き、涙が出そうになるくらい感謝をした思い出があります。僕は映画を愛しています。演技をすることができれば、ほかに趣味もいらないぐらいです」
「ファンに見せたくない姿とは…」
妻夫木クンの「恥ずかしい姿」話を温かいまなざしで見守るビョンホン |
イ・ビョンホンが答えている途中、妻夫木聡は突然トイレへ行くために退席!戻ってきてから質問に答えた彼は、立ち上がってイ・ビョンホンに頭を下げ「ホントすみません」とお詫びをした。
妻夫木「ファンに見せたくない姿は、今の姿ですね(笑)。すごく緊張してしまい、俳優として見せてはいけない姿を見せてしまいました…」