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「冬ソナ」のサンヒョクから武道館ソロコンサートへ パク・ヨンハ人気の秘密(2ページ目)

「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンの恋敵サンヒョクを演じたパク・ヨンハ。先月武道館コンサートを行った彼の人気の秘密は何なのでしょうか。三つのポイントから分析してみました。

執筆者:桑畑 優香

秘密その2 涙

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今年初めにはJapan Tourを行った
武道館のコンサートの後、ファンの人たちに感想を聞くと、「パク・ヨンハの涙に感激しました」という声がたくさんありました。アンコールの三曲目で、パク・ヨンハは「冬のソナタ」の「初めから今まで」を歌い、涙を見せました。「初めから今まで」は、横浜のランドマークタワーの広場で初めてミニコンサートを行ったときにも歌い、涙を見せた曲です。
「やはりパク・ヨンハの原点は『冬のソナタ』。自分の人生を大きく変えたドラマの曲に、胸が熱くなったのではないでしょうか」と、ファンの川辺とも子さん(仮名・53歳)はパク・ヨンハの気持ちを推測しました。
「韓国のドラマを見ても、男の人が素直に涙を流しますよね。感激したときは素直に表現する、そのストレートさが魅力です」と川辺さんは言います。

秘密その3 郷に入れば郷に従え

コンサートでは、ステージの端から端へと動き、右サイドのファン、そして左サイドのファン…と、丁寧に手を振り、あいさつをする姿が印象的でした。昨年のランドマークタワーでのコンサートでも、高い位置にいたファンや、自分の後ろ側にいたファンに手を笑顔で手を振って応えていたパク・ヨンハ。人気の秘密はこの礼儀正しさにもあるのかもしれません。
そして、もう一つ秘密のヒントは、昨年の横浜でのコンサートの直後、韓国の新聞に掲載された記事の中に見つけることができました。
「横浜でのコンサートのために成田空港に降り立ったパク・ヨンハはサングラスをかけない素顔のままだった。開放的な日本人は、唯一サングラスに対して保守的なのだ」「日本人たちはいつも約束の時間の一時間前にやってきて待っているのを礼儀としている。来日前に時間に関するエピソードを無数に聞いたパク・ヨンハは、日本での公式日程中、いつも一時間前に約束の場所に行った」(2004年6月24日付けスポーツソウル)。
 日本人がサングラスに対して「保守的」か、「いつも約束の時間の一時間前にやってくる」かはちょっと(かなり?)疑問であるとしても、思い当たることはあります。
 韓国のタレントの会見では、確かにサングラスで登場する人が多く、「せっかくのイケメンが隠れてもったいない~」と残念だったりするし、ある韓国歌手のコンサートが一時間遅れで始まりいらいらしたこともありました。
 郷に入れば郷に従え。謙虚な姿勢もパク・ヨンハが広く人気を集める秘密ではないでしょうか。

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