どんなことを勉強するの?

構成作家やダンサーなどが講師の中心
構成作家やダンサーが講師の中心。養成所によっては憧れのタレントが特別講師でくることも。

さぁそれでは実際の授業はどんなことをするのか。各校の講師陣をみてみると、構成作家や演出家が中心です。やっぱり現場でネタや番組を作っている人の声はリアリティがありますからね。ただ、全ての学校で基礎トレーニング内には「ダンス」が共通科目として組み込まれていました。お笑いの傍ら、何はともあれ、踊るようです。

講義内容の方はパンフレットだけでは詳しく分かりませんが、結構興味深いタイトルが目を引きました。
例えば、
◆ ビッグ3(タモリ・たけし・さんま)について
◆ ダウンタウンとウッチャンナンチャンの世界や違いについて
◆ スタイリストによる芸人のファッションについて
(いずれも佐藤塾)
ビッグ3やダウンタウンについて、直に接したプロデューサーから生の話しが聞けることはもとより、芸人のファッションについても気になるところです。大御所と呼ばれる芸人に限って、プライベートは信じられないセーターを着てたりしますからね。芸人、見た目は非常に大事です。

また、多くのお笑い養成所に共通しているのは実践の場として「ライブ」のチャンスが用意されていること。ダンスや講義で習うことと平行して「ネタ披露」&「プロからのダメ出し」を経験出来るというのは養成所の特権ですね。個人やサークル単位では仲間内の範疇からなかなか抜け出せませんから。

養成所 活かすも殺すも 自分次第

「ひょうきん族」の名物プロデューサーが設立した佐藤塾
「ひょうきん族」を生んだ元フジテレビプロデューサーが設立した佐藤塾。
と、基本的な項目についてまとめてみましたが、多くのパンフレットにはこういった趣旨のことが書いてありました。「入学したからといって売れるという保証はありません。」仰るとおりだと思います。何をしたって成功する芸人さんは一握り。芸人さんの行く手には、いつの時代もこの現実が横たわっています。とはいえ「お笑い芸人養成所」のメリットはいろいろあると思います。身体表現や発声などの基礎トレーニングは、プロフェッショナルに教わるのが上達の近道です。お笑いの知識だって必ずしも自分に合致するものじゃないにせよ、知らなければ取り入れる・取り入れないの判断が出来ません。「知れる」という事実は大きな財産です。


あとは「芸人」を目指す仲間、ライバルがたくさんいるということ。養成所で相方を見つける人が多いように、周りにいる全員が「お笑い」のことを真剣に考えているという環境は、それはそれでお金を払う価値があると思います。

シビアな話になりますが、芸人の夢を頓挫したとしても「お笑い芸人を目指してました。」という経歴は、社会に出ると全くお金になりません。それらを踏まえてお笑い界に足を踏み入れる決意と、「自分がどういう芸人になりたいのか」、「生き残るためには何が必要か」。そんなプロ意識が自然と植えつけば、養成期間としては御の字ではないでしょうか。これからのお笑い界を担う金の卵たち。険しき道程に負けず頑張ってほしいものです。

【関連サイト】
・関連リンク集 お笑い文化論


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