ベトナム株式市場の特徴

ベトナムにはハノイとホーチミン、UPCoMの3つの証券取引所があります。日本の証券取引所に例えるなら、位置づけ的にはホーチミンが一部市場、ハノイが二部市場、UPCoMがマザーズのような新興市場といったような位置づけです。

◇ホーチミン証券取引所
ホーチミンには186銘柄(09年11月時点、その他上場投信が4銘柄)が上場しています。時価総額は約2兆2258億円で、東京証券取引所の400兆円に比べるとほぼ200分の1程度。最低取引単位は10株で、たとえばVN指数構成ウェートトップ銘柄のビナミルク(ベトナムトップの乳業メーカー)は1株7万8500ドン(=約369円、1円=213ドンで計算)ですから、単元株は3690円もあれば買えてしまいます。2009年11月時点の一日の売買金額は100億円前後となっています。

◇ハノイ市場
ハノイ証券取引所には241銘柄(09年11月時点)が上場しています。時価総額は大体5349億円程度。2009年11月時点の一日の売買金額は30億円前後となっています。こちらも単位株は10株です。

◇UPCoM市場
2009年に取引がはじまったばかりの新しい市場です。銘柄数は24銘柄(09年11月時点)で時価総額は162億円程度。取引量も非常に少ない市場です。

このほかにOTC(Over The Counter)すなわち店頭取引株があります。こちらは特定の市場があるわけではなく、証券会社を介して、あるいは個人や法人が直接取引する市場です。上場前の銘柄が取引されますが、流動性が極端に少なかったり、情報がほとんど無いといったことなど、個人投資家には少し手を出しにくい市場です。

ホーチミン市場とハノイ市場の銘柄は、ベトナム株を取り扱っている日本の証券会社やベトナム現地の証券会社に口座を開くことによって売買することが可能です。UPCoM市場やOTC銘柄は現地で取り扱いのある証券会社に口座を開けば売買は可能ですが、個人投資家にはいろいろな意味で非常にハードルが高い取引と言えそうです。
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