外国株/外国株関連情報

中国の成長製薬会社

中国の企業訪問を行ってきましたが、なかなか有望な銘柄がありましたのでご紹介しましょう!

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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山東省の製薬会社

山東羅欣薬業の商品群です山東羅欣薬業(8058)を視察したところ、非常に有望な企業であることがわかったのでご紹介したと思います。

山東羅欣薬業は山東省にある、売上50億円規模の新興製薬企業です。前身は創業1995年。2001年に複数の企業と再編し、現在の社名に。2005年12月に香港GEMへ上場。製品は抗生物質を中心に国内販売100%が現状。山東省より成長企業、ハイテク企業として複数の賞を得ています。日本人で中国株をやっている方には有名な成長製薬銘柄の1つです。

とにかく業績がどんどんよくなっている

企業の印象ですが、訪問した場所はかなりの田舎。しかし、車を空港に用意してくれて、会社に到着すると門の前で、役員2人(ともに30代前半)が「熱烈大歓迎」の電光掲示板付きで出迎えてくれました。あいさつもそこそこに、すぐさま暗い大部屋に通されると、会社の宣伝ビデオがはじまりました。

続いて、ショールームで会社の沿革をプレゼンうけるというマニュアル化されたような進行。一連の流れは「共産党大会」の拍手パチパチのような、お決まり演技のようで、内容的には特に印象的なようなものはありませんでしたが、とにかく業績がどんどんよくなっている事が確認できました。成長が本格化しそうで、今後も目が離せない成長株ということが目で確認できました。

実際のところ直近の業績も素晴らしいものとなっています。07年第1四半期も売上、営業利益共に前年同期をそれぞれ38%、69%増加する成長でしたが、4~6月期ではさらに加速し、売上で70%増、営業利益は105%増となりました。上半期の利益ではすでに5100万元に達し、昨年通期の純利益6000万元にすでに近づく成長ぶり。売上は昨年通期で3億1800万元に対し、上半期だけで2億2600万元になっています。ほぼすべての経営指標が3ヶ月ごとに向上しており、販売管理費などコスト比率も削減し、結果粗利益率、営業利益率、純利益率すべての収益率がよくなっています。

同時に財務面でも有利子負債額が減少、一方で利益は上がっているので、インタレストカバレッジ(有利子負債利払い額の何倍儲けているかを表し、多いほど良い)は前通期の12倍より、第1四半期では26倍に、第2四半期ではさらに38倍となり、安全性と収益性が同時に強化されています。

経営陣の若さとともに誠実でまじめな会社という印象を受け、今後を応援したい成長銘柄という印象を受けました。
<おわり>

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