サブプライムローン問題の影響が今顕在化
数年前に起こった同じ出来事とは・・・そうです。米国発となったサブプライムローン問題です。2008年に発生したサブプライムローン問題はじわじわと世界経済に影響を及ぼしてきました。そして、ようやく今、ドバイ・ショックとなって表れているのです。
サブプライムローン問題以降、アメリカ経済の低迷懸念からドルが売られて円が買われてきました。そのため、ドル円相場では円高が進行しました。
そして現在も同じように、ドバイ・ショックからドルやユーロが売られて円が買われ、円高に動いているのです。
円高が日本に与えるダメージ
円高が進行すると、輸出企業の経営に影響を及ぼします。すると、多くの輸出産業が日本経済の中心を担っているだけに、日本経済や株式市場にも悪影響を及ぼす可能性が高いと言えます。日経平均株価チャート。Yahoo!ファイナンスより
こうしたことが想定され、日本の株式市場の象徴である日経平均株価が9000円割れ寸前まで売られたのです。
先日、政府によってデフレ宣言が行われました。円高がさらに進めば、日本経済への影響は大きいものになると言わざるを得ません。
どの程度円高が進行するのか、今後も注意深く見守っていくことが大切だと言えるでしょう。