ドル円相場は2009年11月27日、一時84円台まで円高が進行しました。急激な円高を嫌気して、日本の株式市場は大幅に下落。日経平均株価は9000円割れ寸前の状態まで売り込まれました。
ドル円チャート。Yahoo!ファイナンスより

ドル円チャート。Yahoo!ファイナンスより


28日現在、1ドル86円台とドル円相場は落ち着いていますが、なぜここまで急に円高が進行したのでしょうか?

円高が進行した原因の一つとして、話題になっているのが、中東発の「ドバイ・ショック」です。

ドバイ・ショックとは?

「ドバイ・ショック」は、ドバイ首長国が11月25日、政府系投資持ち株会社「ドバイ・ワールド」と、その不動産子会社「ナヒール」の債務返済を一時凍結するよう要請する発表をしたことが発端となりました。

ドバイはこれまで、中東の金融や物流センターとして世界中から資金を集め、急成長を続けてきました。ド派手なビルやホテル、リゾート施設等が建設される様子をテレビ等で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

つまり、欧州勢をはじめとした様々な金融機関から、ドバイに資金が流れ込んでいました。政府系だからと安全な投資先と思われていたにも関わらず、このような発表によってドバイの主要企業に債務不履行の懸念が出て、一気に信用不安が表面化したのです。

同じような出来事があったことを思い出しませんか?

次のページでは、数年前の出来事を思い出しながら、今後の為替相場や株式市場の動きについて考えてみましょう。