生命保険/保険料の払い方・節約方法

保険見直しの節約効果を検証!

若いころに、生保会社の営業職員に言われた通りに加入し、そのままにしていませんか? その保険にムダがあったら、余分な保険料を払い続けることになります。保険見直しによる節約効果を具体例で検証してみました。掛け捨てのシンプルな保険を選べば、必要な保障を必要な期間カバーして、保険料の節約ができるのです。

執筆者:小川 千尋

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保険を見直したら、今より保険料の節約ができた!

保険の見直しは辛くない節約!?

保険の見直しは辛くない節約!?


先日、保険の見直しの相談にみえた方のお話です。Aさん(34歳・男性)は9年前、知り合いの営業職員に勧められるままに、10年更新型の定期付終身保険に加入しました。保険料は月約1万2000円です。翌年、更新で保険料が月1万円も上がると知ってガクゼンとしました。それに、保障額も必要以上に多いような気がして見直したいとのこと。

現在のAさんに必要な死亡保障額は3000万円程度でいいと思われました。Aさんが想像した通り、加入している保険は1000万円ほど多すぎました。

そこで、Aさんには、あるネット生保の定期保険3000万円(55歳満了)と、入院1日当たり1万円の終身医療保険(終身払い)で保険料の見積もりをしてもらったところ、月約9000円でした。今の保険料より安く、必要な保障が準備できることが分かりました。もしも、そのまま見直さずにいたら、翌年から月約2万2000円の保険料を払い続けることになったわけですから、今回の見直しで保険料の節約はそれなりに効果がありました。今の保険を更新していたら、さらに10年後にまた更新で保険料は上がります。それを防げたことを考慮すると、節約効果は大きいといえます。
 

保険見直しによる節約効果は大きく長く続く!

Aさんの例から得られる教訓は、保険に加入するときは、今の自分に必要な保障と保障額をちゃんと考えるべきということ。また、すでに加入している人は、保険が現状に合っているか、一度、見直してみるべきということです。そして、加入したら、そのまま放っておかないで、まめに見直して保障額を調整していくことも大切です。

保険見直しの効用は、Aさんの例でも分かる通り、保険料の節約効果が大きいことがあげられます。保険は20年以上や30年以上などの長期にわたって必要なものなので、その間、ずっと節約し続けることになると考えれば、効果は長く続くといえます。

それに、食費や光熱費など諸々の家計費を節約するようにガマンし続ける必要がないので、辛さが伴うことはありません。つまり、見直すためのほんのちょっと手間をかけるだけでできる楽な、それでいて効果の大きい節約法ということなのです。

※All About生命保険ガイド・小川千尋さんの記事を編集部が最新情報に加筆

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