早分かり! イスタンブールのエリアガイド
二大大陸を結ぶのは二本の海峡大橋
このイスタンブール市全体はかなり広く、東京都と比較すると2.5倍近くの広さです。そしてボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側とアジア側の二大陸に分かれており、さらにヨーロッパ側は金角湾を挟んで旧市街と新市街に分かれています。イスタンブールを上手に散策するためには、この3つの地域をポイントに考えていきます。
イスタンブールの特徴は、場所によって町の雰囲気がまるで異なるということ。観光名所や世界遺産のほとんどはヨーロッパ側の旧市街に集中しています。新市街にも観光地がありますが、こちらはむしろイスタンブールの現代っ子が遊ぶ場所。一方、アジア側へは観光客があまり足を踏み入れないため、地元トルコ人の生活やイマドキのトルコを覗ける地域でもあります。
この記事では、さらに全体を5つのエリアに分けて説明したいと思います。
- スルタンアフメット地区(ヨーロッパ側・旧市街)
- ベヤジット~エミノニュ地区(ヨーロッパ側・旧市街)
- タキシム~ガラタ地区(ヨーロッパ側・新市街)
- ニシャンタシュ・ベシクタシュ・オルタキョイ地区(ヨーロッパ側・新市街)
- アジア側
スルタンアフメット地区(ヨーロッパ側・旧市街)
見どころ満載のスルタンアフメット地区、丸一日以上かかります
元は総主教会だったアヤソフィアは赤い建物
石棺の収蔵品が有名な考古学博物館
そのレリーフは必見、エジプトから来たテオドシウスのオベリスク
ヒポドゥロームの北には8角形の屋根付き泉亭があります。これは時のスルタンがドイツ皇帝から贈呈されたもので、1895年完成。通りすがりにドーム天井の内側装飾の美しさも要チェック。
ちなみにこのスルタンアフメット地区、イスタンブールに来たら絶対に外せない観光名所ですが、それだけに悪質な客引きなどがしつこく声をかけてくることで も有名です。基本的にトルコ人が旅行中の外国人に対していきなり「お友達になりましょう」などと声をかけてくることはあり得ません。こうした観光地で声をかけてくるのは100%客引きだと思ってご注意を。