インドの季節（気候・気温）・祝日・イベント

インド旅行のベストシーズンはいつ？

インドには、誇りとともに呼ばれる正式名称「Bharat（バーラト）」という名があります。世界史の教科書でも出てきたインドの大叙事詩「マハーバーラタ」は、偉大なバーラトという意味で、その名の通り、インドは大きな国土と、世界第2位の人口を有する巨大な国。「ひとつの国というよりは、さまざまな国が集まった大陸」と言われるとおり、あらゆる民族、言語、宗教、文化の交じり合った多様性に富んだ国と言えます。

そんなインドのベストシーズンを一言で説明するのは到底できませんが、この記事では主要エリアの気候の特徴、一年を通し祝日・イベント情報をご紹介しています。

インドと日本の時差

インドと日本の時差は3時間半。例えばインドの朝の9時は、日本の昼の12時半です。国土の大きなインドですが、インド国内には時差はありません。

インドの気候

広大な国土を持つインドでは、北インド平野が最も高温になる5月、なんと気温が45度に達しているさなか、ヒマラヤの峠では積雪で車が通行止めになっていることもあります。長い夏の間、ひたすら暑い北インド平野も、短い冬の期間には、人々がショールを羽織るほど寒くなります。一方南インドには、私たちが想像する寒さの厳しい冬はなく一年中暑いのですが、夏の気温は砂漠気候に属する北インドの方が、大幅に上回ることに。また毎年、雨季になると洪水が発生するほどの豪雨に見舞われる地域もあります。

ここでは、非常に大まかですが、ざっとインドの気候を説明します。

デリーと北インド平野の気候

バラナシやタージマハルのあるアーグラーなども北インド平野に属します。このエリアは、3月下旬～9月下旬まではひたすら暑いことで有名。特に4～6月の酷暑は、気温が45度前後になることもあるので、この時期の観光は避けるに限るでしょう。それでもこの時期にインドを訪れる場合には、脱水症状には充分に気をつけること。日焼け止め対策と帽子は必須です。 7～9月は雨季ですが、せいぜい1時間程度のスコールが降るだけなので、さほど影響はありません。雨季の気温は最も暑い時期ほどではないですが暑いことにかわりはなく、蒸します。

観光のベストシーズンはそんな時期を除いた10月中旬～3月中旬。朝晩は羽織るものが必要ですが、昼間は適度に暑いか暖かいと感じられる気候。しかし、12月中旬～1月下旬の約1ヶ月強は、朝晩が本格的に冷え込むのでで防寒対策が必要です。