本読みというのは、セリフを順番に読んで行き、全員が、その芝居の流れを感じるもの。
つまり、読むだけではなく、台本を目で追いながら聞くことも必要。
だから、全員が同じページを聞いているのが普通なのでしょうけど、やっぱり自分のセリフが気になるもんです。
自分のセリフのある場面がどんな場面かを何となく確認したい。
前後のセリフを何となく確認したい。
つまらないで読みたい。
わからない漢字があるかどうかチェックしたい。
いきなりではなく、事前に心の中で読んでおきたいわけです。
だから……あちこちで、ページをパラパラ…
つまり……ちゃんと聞いていないわけだ。
で、自分のセリフのチェックが終わったら、隣の人に…「今、どこ?」…なんてね。
でも、セリフの多い生徒は、それができません。いつ、自分のセリフが来るかわかりませんから。ただただ、順を追って読むしかない。
なので下級生の方が、つまらず間違えず読めたりするもんです。
昨日は星組『エル・アルコン―鷹―』『レビュー・オルキス―蘭の星―』の集合日。
本読みで、面白い(?)ハプニングがあったかどうかは知りませんけど、退団者発表の寂しさと、新しい作品に取りかかるスタート時のワクワクした楽しみをきっと感じたことでしょう。
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