笑顔が爽やかな甘いマスク、品のあるスター。星組時代の『ベルサイユのばら2001』新公のフェルゼン、『イーハトーヴ夢』(バウ)のカンパネルラ……。
宙組に組替えしてすぐ『カステル・ミラージュ』新公で初主役、昨年『エイジ・オブ・イノセンス』(バウ)で主演をしたばかり。
甘い青年から男っぽい青年への変身と共に、退団となってしまいました。まさに、これからの人でした。
「さぁ~これから!」と感じさせる“今が旬”の男役さんが、なぜか次々と退団してしまう昨今。それが残念でたまりませんね…。
伊織さんは、退団後は女優として活躍されます。
まずは――8月3日から梅田コマ劇場で上演される『キス・ミー、ケイト』再演に出演。男役とは一転したチャーミングな女役です。今後の活躍に期待しましょう。
千秋楽でたくさん流した涙の中に、ちょっと不器用かもしれないけれど、がむしゃらに走ってきた伊織直加の15年間、多くの人に見守られ愛されてきたことを実感できる15年間が詰まっていました……。
お疲れ様……そしてありがとう!
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★産経新聞 ENAK流行+芸能~SUMiRE STYLE
「専科 伊織直加 退団 これからも舞台を 」
「涙のENDLES LOVEこれからもまっすぐに」