舞台上での落し物NO.1は、おそらくアクセサリー。そりゃ、あれだけ踊るわけですから、ぴゅ~んと飛んでいってしまっても不思議ではありません。
ところが、アクセサリーに限らず、舞台で落し物をすること――これは御法度。落としてしまったら、終演後に「ごめんなさい。」と謝りに回らなくてはならない程です。
もう一つ、落とさないだけではなく「早替りの場合、付けたり外したりがしやすいかどうか」が、問題になってきます。今回は、この二つをまとめてお話します。
ナゼ、アクセサリーを落としてはいけないのか。これはまず、見た目の悪さでしょうね。アクセサリーが落ちる瞬間や、イヤリングが片方だけになってしまった姿があまり格好良くないという。
また2階席からは舞台上がよく見渡せます。そこに残っている落し物を見るのも、場面によっては雰囲気を壊してしまいます。
見た目よりも気を使うのが、生徒さんが怪我をすることです。
落し物を踏んで転んだり捻挫をしたりしては大変。だから、なるべく落ちないアクセサリーを選んだり、色んな工夫をするのです。