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大河ドラマ女性主人公はもうネタ切れ?

2011年の大河ドラマは『江 ~姫たちの戦国~』で織田信長の姪で徳川秀忠の正室、浅井三姉妹の三女の「江」が主人公。この企画、いつかはくるだろうとは思ったのですが意外に実現ははやかった。その理由は?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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2011年の大河ドラマは『江 ~姫たちの戦国~』であることが発表になりました。ヒロインの「江(ごう)」は織田信長の妹・お市の方の三女にして、徳川二代将軍・秀忠の正室、三代将軍・家光の生母。名は江、小督(おごう)、江与など諸説あります。

この企画、いつかはくるだろうと予想していたのですが、意外に実現ははやかった、というのが率直な感想です。

母は戦国一の美女

戦国の凰お市の方 (単行本)
戦国の凰お市の方 (単行本)
いつかはくるだろうと予想していたのは、お市の方とその娘たち、通称・浅井(あざい)三姉妹はその劇的な運命と歴史への関わり方において戦国時代一、いや日本の歴史上でもトップを争う存在だからです。

母・お市の方は織田信長の妹で戦国一の美女といわれています。北近江(現在の滋賀県北部)の大名・浅井長政と結婚。しかし浅井家は以前から越前(現在の福井県)の朝倉義景とも同盟関係にあり、信長が越前を攻めたため板挟みに。ここで長政は朝倉家についたため信長軍は敗走。しかしリターンマッチとなる姉川の戦いで朝倉・浅井連合軍は敗退、小谷城の戦いで浅井家滅亡となります。お市の方は浅井家と運命を共にするつもりだったけど、長政にいわれて三姉妹とともに織田家に帰ります。

豊臣方、徳川方にわかれ

信長没後、お市の方は織田家重臣の柴田勝家と再婚するも、勝家が秀吉との戦いに敗れたため自害。三姉妹は秀吉に引き取られます。

三姉妹も母に似て全員美女といわれています。長女・茶々は秀吉の側室となり淀殿に。次女・初は源氏の流れを組む名門・京極氏の京極高次と結婚。三女・江は最初の夫は秀吉を裏切ったため離婚、次に秀吉の甥・豊臣秀勝と結婚するも死別、そして徳川二代将軍徳川秀忠の正室に。
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