ドラマ/秋ドラマ情報

スペシャルドラマは映画の宣伝のために

テレビ局が制作する映画はほとんどヒット連ドラがあり映画はその派生、または独立して映画をつくるかのどちらかでした。しかし不景気でテレビ局の業績も不振な今、そんなことはいってられません。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

さまざまなドラマ情報をお送りします。

・「12・5 スペシャルもあり」
 「加害者家族も被害者家族も」
 「来るか?執事カフェブーム」
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・「今度は脱線・列車転覆」
 「どうしてああなったのか」
 「第三弾はあるか?」
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「12・5 スペシャルもあり」

日本テレビが制作し12月6日(土)公開する『252 生存者あり』のスペシャルドラマ『252 生存者あり エピソードゼロ』を公開前日の5日に金曜ロードショー枠で放送。主演は市原隼人。

消防隊員だった父を阪神大震災の救助中になくした勇作(市原)は東京消防庁で特別救助隊の選抜試験に合格。チームメートの純(阿部力)、マナ(上原多香子)らとともに厳しい訓練を受けていた。しかし3人は本格的な火災訓練で大失敗し、勇作は訓練を脱落。そんなとき東京を大地震が襲う、と大地震の2年後が舞台の映画版につながるストーリーで映画主演の伊藤英明も登場。

演出は映画版も監督する水田伸生。脚本は映画『デスノート』の大石哲也。

【関連リンク】
msnムービー:市原隼人のアツ~いコメントに先輩俳優も感心!「252」スペシャルドラマ会見


加害者家族も被害者家族も

フジテレビが制作、『踊る大捜査線』脚本の君塚良一が監督する『誰も守ってくれない』が公開と同時、1月24日にスペシャルドラマ化。

映画版は勝浦刑事(佐藤浩市)が容疑者の妹(志田未来)を保護する「加害者家族の保護」がテーマ。それに対してドラマ版は逆に「被害者家族の保護」がテーマ。ドラマ版は映画の4ヶ月前が舞台。

映画と同じく勝浦刑事と後輩の三島刑事(松田龍平)が中心。ドラマ企画のフジテレビの亀山千広映画事業局長が「この二人でドラマもつくりたい」と実現。

テレビ局制作の映画公開と連動したスペシャルドラマは、テレビ朝日が映画『天使の卵』の公開翌日に、十年後を描いたスペシャルドラマ『天使の梯子』を放送したのがはしりでしょうか。『天使の卵』は映画そのものが不発でしたが、今年は連ドラ『ガリレオ』派生の映画『容疑者Xの献身』と連動したスペシャル『ガリレオΦ(エピソードゼロ)』が映画もドラマもヒットしたことにより見直されました。今後増えそうです。

【関連リンク】
gooニュース:フジ系で「誰も守ってくれない」ドラマ化


来るか?執事カフェブーム

メイちゃんの執事 1
メイちゃんの執事 1
1月からのフジ系火曜21時枠は水嶋ヒロと榮倉奈々ダブル主演の『メイちゃんの執事(仮)』。

原作は宮城理子作、マーガレット誌連載の少女コミック。一人の女生徒につき一人の執事が付くという学校に東雲メイ(榮倉)が転入、名門執事一家に生まれ公式執事資格を持つイケメン執事・柴田理人(水嶋)と共に多くの困難を乗り越え、真の「お嬢さま」へと成長していくシンデレラストーリー。

水嶋ヒロは『Room of King』に続いく主演でゴールデンタイムでは初主演。榮倉奈々は朝ドラ『瞳』終了後、初主演。また二人は同じ事務所所属。
そしてまた柴田理人の弟役には現在『ブラッディ・マンデイ』で主人公の親友役で出演の佐藤健我出演。佐藤健は『仮面ライダー電王』で、水嶋ヒロはその前番組の『仮面ライダーカブト』とライダーの先輩・後輩。

スタッフとして企画担当は『花ざかりの君たちへ』の後藤博幸と『絶対彼氏』の太田大がタッグを。脚本は『ライアーゲーム』『ガリレオ』の古家和尚。

「ボーイズラブ」では現在「執事もの」は大人気でメイドカフェみたいな「執事カフェ」も女性オタクのあいだで流行っています。連ドラ化で一般層までブレイクか?

【関連リンク】
gooニュース:水嶋ヒロ&榮倉奈々「メイちゃん-」W主演



次は「今度は脱線・列車転覆」
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