渡哲也の告知する場合しない場合
ベテラン・渡哲也がテレビ朝日系のスペシャル『告知せず』で初の医師役に挑戦。呼吸器外科医の長谷川誠至(渡)は、がん治療について告知した上で患者とともに闘うことが信条。しかし妻・十央子(高畑淳子)の小腸に末期がんが発見され、医師として夫として最愛の人に告知すべきか、研修医の息子(滝沢秀明)とともに苦悩する姿を描く。
渡哲也は自らも91年に悪性腫瘍を告知されて生還、また石原裕次郎の肝細胞がんについては告知せず、告知する方される方を両方とも体験、妻ががんの場合「治せるものなら伝えて一緒に頑張ります。けれどステージ4(末期がん)だったら言いませんね」とコメント。
ドラマでどちらを選択するかは見てのお楽しみとのこと。年内放送予定。
【関連リンク】
・gooニュース:渡哲也初医師役、妻にがん告知できず苦悩
さようならみなさん、さようなら
日本テレビ開局55周年記念ドラマ『霧の火-樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち』の会見に市原悦子、香里奈、福田麻由子が出席。太平洋戦争終了直後の樺太で起きた「真岡電話交換手事件」を題材にしたドラマ。ソ連が日ソ不可侵条約を破りは樺太に侵攻。真岡町郵便局の女性交換手たちは、本土への引き揚げ命令を受けたが通信の途絶を危惧し職務を全う。1945年8月20日に「みなさん。これが最後です。さようなら。さようなら」の言葉を残し、青酸カリで自殺した「北のひめゆり」と呼ばれる事件。
交換手の中でただ一人生き残った中村瑞枝を演じる市原「どんな角度から見ても戦争は恐ろしいことなんだと、日本の大事な歴史を皆さんに知ってほしい」、瑞枝の少女時代を演じた福田は「人と人のつながりを命をかけて守った電話交換手たちがいたことを知ってほしい」。瑞枝の孫として事件を伝え聞く井上愛子役の香里奈は「台本を読んで自分も初めて知ることが多かった。心打たれました」とそれぞれコメント。
他の出演に、白石美帆、市川由衣、佐藤仁美、向井理、中村獅童、遠藤憲一、名取裕子、草笛光子ら。脚本は竹山洋。主題歌は松山千春「思ひ」。
『ゴジラ』第一作の中で、テレビ塔で生中継しているアナウンサーがゴジラにやられる直前「いよいよ最後です、さようならみなさん、さようなら」という有名なシーンがありますが、これが元ネタだったんでしょうか?
8月25日放送。
夫婦そろって今でも人気
白洲次郎(単行本) |
白州次郎は太平洋戦争後、アメリカ軍の占領下でGHQとの交渉役としてアメリカ人をものともせず対等に渡り合った人物。ドラマタイトル通りマッカーサーをしかったこともあり「従順ならざる唯一の日本人」ともいわれ、また日本で最初にジーパンをはいたともいわれ、スポーツカーを乗りこなすなどそのライフスタイルは男性誌にしばしば取り上げられる。
その美的センスが女性誌などによくとりあげられる随筆家の正子夫人役は中谷美紀。伊勢谷友介とは映画『嫌われ松子の一生』につづく共演。
ドラマはGHQとの交渉を中心に十代でのイギリス・ケンブリッジ大学留学時代から晩年までを描く。来年の新春、複数回での放送を予定。