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木村拓哉CHANGEは連ドラの形を変える?(前)(3ページ目)

異例の5月スタートが話題の木村拓哉主演の『CHANGE』。その狙いはなんなのか、そもそもなぜほとんどの連ドラは1月、4月、7月、10月に一斉に始まり約3ヶ月で終わるのかということから考えます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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構造改革の結果

2時間ドラマ大事典
2時間ドラマ大事典
月9とトレンディドラマの登場により、それまで家族向けが中心だった連ドラは若者向け中心に移行。中高年層は2時間ドラマが取り込んでいくという「構造改革」が起きたためこのころはドラマ枠の改廃が多い時期でした。そしてこのころ新しくできた連ドラ枠はほとんど1クール単位になっていきます。

代表的なのはTBS系金曜22時の「金曜ドラマ」。87年9月で一度姿を消し89年に復活しますが、第一期は『金曜日は花を買って』が86/10/10~87/1/23の放送で最終年までクールの枠に収まっていません。ところが第二期は89年から現在まで1クール毎に収まっています。
 

なぜ1クール毎なのか

ではなぜ1クール毎になったのか?
この理由についてはいろいろな説があります。ホントらしいのを集めると大きく5つあります。

・人気俳優の取り合いで長期間の出演契約が難しく、サイクルをそろえていた方がスケジュールが取りやすい
・2クール以上だと視聴率不振の場合は打ち切りになるけど、1クールなら数話短縮で済み傷が浅い
・スポンサーがつきやすい
・年末年始/期首改編スペシャルの期間が長くなり、その間やすんでいると忘れられる
・視聴者の興味が長く続かなくなった

の5つです。それぞれ検証してみましょう。

続きはガイド記事:木村拓哉CHANGEは連ドラの形を変える?(後)
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