ガイド記事「春ドラマ概況」では「本命『エンジン』を追う『恋におちたら』」とまとめましたが、ゴールデンウィークを経て、ちょっと状況が変わってきました。5月第2週の視聴率グラフから見てみましょう。グラフは縦軸は5月9~16日の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか(またはつまらなかったか)を示すはずです。『エンジン』の高め安定は変わらず。対して『恋におちたら』はそれに迫るまではいかず足踏み状態。その間に『曲がり角の彼女』と『anego~アネゴ』の両「負け犬」ドラマが追いついてきて2位グループになってきました。同じようなテーマのドラマがあるとどちらかに人気が集中する一人勝ち状態になりやすいのですが、並び立っているのはめずらしいですね。なぜ共存しているのか、分析してみました。・ポイントは「30代以上」か「未婚・子ナシ」か・どっちがリアル?・死語になったかと思われた「適齢期」だが1234次のページへ