元ネタ?の「ズンドコベロンチョ」主人公(草刈正雄)は大手広告代理店のエリート社員で流行に敏感なことが自慢。だけど、最近みんなが「ズンドコベロンチョ」のことを話題にしているけど、自分だけ知らないので焦る。知ったかぶりをしつつ会話の中で探りを入れるけどわからない。雑誌を調べてみても見当がつかない。デパートで「ズンドコベロンチョ下さい」といっても通じないし、テレビの特集をみても肝心のところを見逃す。果ては「ズンドコベロンチョいかがですかー」という物売りを追いかけても見失ってしまう。 ズンドコベロンチョはますます世間で流行し、会社でズンドコベロンチョ対策部署ができ主人公がヘッドに昇進することが発表される。発表の席で就任のコメントを求められ、主人公はいよいよ窮地に陥る・・・ で終わり。主人公とともに視聴者にもわけがわからないまま終わってしまい、だけどなんかおかしいという点で「Apeos」と共通しています。 オリジナル脚本はまだ『素顔のままで』でブレイクする前の北川悦吏子。ラブストーリーだけではない、というところをみせてます。 『笑っていいとも』テレホンショッキングに北川悦吏子が登場したときに『世にも奇妙な』のストーリーテラーであるタモリが「名作『ズンドコベロンチョ』の北川先生です」と紹介したそうです。 『世にも奇妙な物語』も最近のスペシャルはややマンネリ気味で斬新な発想にお目にかかれません。このくらいのレベルのをまた見てみたいものです。 マンネリ気味の一因は制作メンバーの固定化。レギュラー放送の時には週毎にいろいろな制作会社が制作しており、競うようにレベルを高めていました。 しかしスペシャルになって以降は基本的にフジテレビ系の共同テレビの制作。共同テレビの中でもスタッフ同士の競い合いが以前はありましたが、最近はメンバーが似たような制作スタッフ、脚本家が手掛けているところが気になりますね。 「世にも奇妙な物語 あらすじデータベース」で全制作リストがまとめられていますので、マイベストを選ぶのも一興です。個人的には『壁の小説』。ですね まだまだある謎の単語ちなみに『ズンドコベロンチョ』と似た実話が韓国にもあり、3年ほど前、「スタスピシュ」という謎の言葉が韓国のおたく族を中心に謎のまま流行っていたとか。これも「ズンドコベロンチョ」が元ネタではないかと疑っています。これらと似ているようで違うはなしで、日本でも昨年、「ゴッゴル」という謎の単語が一部で流行りました。 しかし、これは「ズンドコベロンチョ」とは違い、意味のないことに意味のある単語です。 SEO(Search Engine Optimization)、つまり検索エンジンの上位に表示させる技術を競うコンテストが行われ、その課題として「ゴッゴル」という無意味な単語がつくられたのです。 これについては詳しくは笑えるサイトの「ゴッゴルゴッゴルってなんだ?」をどうぞ。 |
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