意外なベストさて、それではガイドの選ぶ2004年のベスト、自信をもって意外なドラマです。なんといってもこれまであげた中にはありません。いや、この一年に書いたガイド記事はおろかメルマガでもふれていません。その作品とは…1月からのNHK夜ドラ『ちょっと待って、神様』です! 平凡な主婦・竜子(泉ピン子)が、交通事故により死んでしまうが、家族のことを考えると死ぬに死にきれない。間違って死後の世界にきてしまった女子高生・秋日子(宮崎あおい)の体を借りて、一時的に戻ることに。 夫と長男・長女にはそれぞれ隠していた問題があり、また竜子を失った悲しみを埋めるため、秋日子の体の竜子は奮闘する。 また秋日子も、両親の不仲などで生きる意味を見失っていたが、残された時間を家族のために奮闘する竜子を見守るうちに… 1,2ページの分類でいうと「家族とともに普通に生きていく」系。最初は竜子以外の登場人物はそれぞれ突っ張っているけど、後半はそれぞれ家族を大切に思っていることを隠さなくなる、その変化が感動的です。 今後が期待の宮崎あおいまたおばさんの心を持った女子高生と女子高生の幽霊という二つのキャラを演じわける宮崎あおいのカワイさと演技力は見もの。役所広司と共演した『EUREKA』、主演の『パコダテ人』『害虫』『ラヴァーズ・キス』などシブイ系映画出演は多いのですが、テレビドラマの出演はデジタルBS、BS-iの『ケータイ刑事 銭形愛』など少数。 少女ぽい外見に対して、11月に19才になったところと微妙な年令。今、メジャー化すると大人の女優にイメチェンするのが難しくなるので、メジャーなドラマや映画に出ることを避けている戦略ではないかと思います。 原作は大島弓子の少女マンガ『秋日子かく語りき』で94年にテレビ朝日系で1時間の前後編『幽霊女子高生』(松尾嘉代、小田茜)でドラマ化されたことがあります。 さて、そんなにいいのになぜいままでガイド記事触れていなかったかというと、このデキだと夏休みぐらいに再放送があるだろう、その時に紹介しようと思ってたんです。 ところがアテネ五輪の影響か未だ再放送はなし、残念! しかしDVDは発売されていますから~ |
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