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ドラマの黄金時代(2ページ目)

ガイドは「昭和50年代ドラマ黄金時代説」が持論ですが、その頃を知る人にしか納得してもらえません。しかしNHKドラマベスト100で実証できました!

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

ベスト100を年別でグラフ化してみました(複数年にわたって放送されたものはそれぞれの年に重複してカウントしています)。
81年が最多の11で、ここを中心にヤマを描き昭和50年代(1975~1984)で全体の40%以上を占めています。

81年で選ばれたドラマは『夢千代日記』『続あ・うん』『新・事件』『煙が目にしみる』『マリコ』『川の流れはバイオリンの音』『ナニワの源蔵事件帳』などなど。

もちろんドラマはNHKだけではないんですが、「ドラマのTBS」も全盛期は70年代から80年代中盤まで。日本テレビも『熱中時代』(78~80)『池中玄太80キロ』(80~81)などこのころ。
フジテレビは80年代終盤のトレンディドラマ路線でTBSを打ち破ってからが黄金期ですが、『北の国から』連続ドラマ版は81~82年。

昭和50年代が盛り上がった理由はいろいろ考えられますが、一番大きいのは現在より自由にドラマをつくることができた、ことだと思います。
今のドラマはスポンサーの要望によりいわゆるF1層、20~35才の女性に受けるようなドラマにしなくてはいけません。NHKにはスポンサーの縛りがありませんが、民放ドラマの影響で傾向が変わってしまったんでしょう。
昔はそんなしばりが少なく、もっと自由につくることができ、多彩なドラマにつながったのだと思います。

さて、そんな昭和50年代ドラマ。NHK50周年企画として次々と再放送されます!

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