単発ドラマの視聴率記録を塗り替えた『北の国から2002遺言』みなさん、いかがだったでしょうか。
あなたの一票での投票結果は「感動した」「まあ、おもしろかった」がともに43%で、「イマイチだった」「おもしろくなかった」のともに7%を大きく引き離しています。
ガイドの感想は「まあ、おもしろかった」。
よかった点は『北の国から』の歴史の積み重ね。回想シーンで吉岡秀隆と中島朋子の子どものころがが出ている、というのは他のドラマではマネできません。
「感動した」じゃなくて「まあ、おもしろかった」のマイナス部分は、どうしても要求レベルが高くなるため、アラが気になることにあります。
気になる問題点をまとめると「エピソードを盛り込みすぎて散漫」「筋道とおってないところがある」「倉本聰必殺パターンが決まらない」の三点です。
エピソードを盛り込みすぎて散漫
まずシリーズ初、螢のナレーションで始まりびっくりさせられました。純が富良野にいられなくなったための導入で、このままいくのか、と思いきや純に戻り、その後も純・螢の視点を揺れ動き、なんか落ち着きません。これまでは純の視点のみで語り、純が知らないことも「そんなことは全然知らなかったわけで」と徹底してました。
それに雪子(竹下景子)の息子・大介(沢木哲)とケータイのエピソード。中畑(地井武男)にぶんなぐられて逃げ帰ってそれでおしまい。彼についてほったらかしでいいの?