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丑年に読モー!ギュウっと満載牛肉トリビア(3ページ目)

2009年は丑年。干支にちなんだ動物が牛ということで、今年のパワーを「食べる」ことが可能! そこで、今回はより牛肉に親しんでもらえるような牛肉トリビアを集めてみました。

執筆者:飯野 耀子

トリビア3:福沢諭吉が牛肉の普及に貢献!

牛鍋
明治28年創業、荒井屋の牛鍋。横浜で老舗の牛鍋屋さんです
1万円札に描かれている福沢諭吉は有名ですが、彼は慶応大学の創始者であると共に、牛肉の普及に貢献したひとりでもありました。さすが先見の明は天下一品の福沢諭吉。明治維新前にすでに「牛肉は滋養にいい」と人に勧めていたということです。

その後、1870年代初頭に明治天皇が牛肉を召し上がってから、東京、横浜と新文化をいち早く取り入れた地では牛鍋が大流行! 仮名垣魯文が『安愚楽鍋』の中で「牛鍋食わねば開化不進奴(ひらけぬやつ)」と言ったほど大流行したそうです。

トリビア4:すき焼きの関東風と関西風の違いとは?

すき焼き
関東風のすき焼きといえば割り下。牛鍋の流れをくんでいます
現在では、スーパーで「すき焼き用」とスライスしてあるお肉が売られてるくらいに、すき焼きというと牛の薄い肉を使うのが主流。しかし、明治時代の牛鍋では、ぶつ切りの牛肉を使ったたお店も多かったようです。また現在では、醤油、みりん、砂糖といった味付けが中心ですが、当時は味噌煮に近い味付けも多かったとか。昔ながらの牛鍋スタイルのお店は今もたくさんあるので、丑年の2009年はあえて牛鍋を食べてみるのもいいですよね。

さて、すき焼きというと関東風と関西風とありますが、どう違うかご存じですか? 関東風の割り下を使って煮るタイプのすき焼きは、牛鍋の流れをくんでいるといわれています。一方、関西風のすき焼きは「鋤(すき)焼き」が語源。農作業に使う鋤に肉類をのせて焼いて食べる料理法から来ていると言われています。作り方も牛脂を溶かしたお鍋で、お肉を焼いたところに味付けをして食べるといったスタイル。関東風も関西風もどちらも本当に美味しいですよ。どちらかしか食べたことがないという方は、ぜひもう一種類も食べてみてくださいね。

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