トリビア3:福沢諭吉が牛肉の普及に貢献!
明治28年創業、荒井屋の牛鍋。横浜で老舗の牛鍋屋さんです |
その後、1870年代初頭に明治天皇が牛肉を召し上がってから、東京、横浜と新文化をいち早く取り入れた地では牛鍋が大流行! 仮名垣魯文が『安愚楽鍋』の中で「牛鍋食わねば開化不進奴(ひらけぬやつ)」と言ったほど大流行したそうです。
トリビア4:すき焼きの関東風と関西風の違いとは?
関東風のすき焼きといえば割り下。牛鍋の流れをくんでいます |
さて、すき焼きというと関東風と関西風とありますが、どう違うかご存じですか? 関東風の割り下を使って煮るタイプのすき焼きは、牛鍋の流れをくんでいるといわれています。一方、関西風のすき焼きは「鋤(すき)焼き」が語源。農作業に使う鋤に肉類をのせて焼いて食べる料理法から来ていると言われています。作り方も牛脂を溶かしたお鍋で、お肉を焼いたところに味付けをして食べるといったスタイル。関東風も関西風もどちらも本当に美味しいですよ。どちらかしか食べたことがないという方は、ぜひもう一種類も食べてみてくださいね。