レム睡眠とノンレム睡眠
前ページで眠りの深さ、浅さということに言及しましたが具体的にはどういうことなのでしょうか?これは一般にレム睡眠=浅い眠り、ノンレム睡眠=深い眠りと呼ばれているものです。人間は一晩のうちにレム睡眠とノンレム睡眠を90分ごとに交換するとされています。ですから、睡眠が浅い人というのはレム睡眠の状態が長い、もしくはほとんどということになります。寝ても、寝ても寝たりないという人や夢をたくさん見る人にその状態が多いといわれています。
交感神経から副交感神経へのシフトチェンジが上手に出来ていないと結果、副交感神経優位時のノンレム睡眠を得ることも難しくなります。ゆえに夕飯時に交感神経から副交感神経へのシフトチェンジをすることはとても大事なことだといえます。
ノンレム睡眠と成長ホルモン
成長ホルモンとアンチエイジングの関係について詳しい稲川先生。よい睡眠にはさらに、情報処理能力をアップしたり、免疫力をアップする効果もあるとのこと。 |
成長ホルモンがちゃんと分泌されることは成長期のお子さんにとって筋肉を増やし、骨を丈夫にし、学習能力や記憶力を高める効果があるといわれています。また成長ホルモンは子供だけでなく大人にも同様の効果がありアンチエイジングにもいいといわれているんですよ。ですからいい睡眠と取るための夕食時間を作ることはお子さんだけでなくお母さんの美容やアンチエイジングにもいい効果があるといえます。
今回は睡眠導入にもよく、更に成長ホルモン分泌に効果的な食材をアンチエイジングプランナーの稲川龍男先生にご紹介いただきました。
まずはアルギニンが含まれるバナナ。次にオルニチンが含まれるしじみ。そしてイソフラボンが含まれる納豆やお豆腐、豆乳などの良質なタンパク質がよいとのこと。またレタスも昔から睡眠導入にはよい食材だと云われていますし、ホットミルクやカモミールティも睡眠導入にはよいと云われています。
いずれも入手が簡単な食材ですので眠りの浅いお子さんや睡眠時間が短くなりがちな場合に意識してお夕飯に取り入れてみてください。
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