伊藤さん
伊藤さんの料理はどれもこれも本当に絶品!
2008年春、目黒にリニューアルオープンしたデザイナーホテルCLASKA(クラスカ)の1階に、玄米や日本独自の食材を取り入れた自然食のレストランKIOKUH(キオク)が登場しました。KIOKUHのディレクターを務めるのが昨年各方面から非常に惜しまれて閉店した表参道KUH(クー)の伊藤和江さん。タレントさんを始め、各界のセレブから体によくて美味しいレストランとして愛されていたお店です。

KUHからKIOKUHへ

ちなみに店名であるKIOKUHは前店KUHからのストーリーがあるとのこと。

「『食べる』っていう字は人に良いって書くでしょ? そこで人に良い物を食べる=喰うから前の店は『KUH(=喰う)』ってつけたのね。そして今回はそのKUHをまたここでしますよっていうことに加えて、食べるということがとても五感と関係あるということにもテーマをおいて、五感を満足させるものは何かと考えると記憶になるのでKIOKUH(=記憶)と名づけました」と伊藤さん。今回はその伊藤さんに自然食や食育に対する考えを伺って来ました。

カタカナにばかり目がいっているのでは?

「日本人には日本人の食養生があるのよ。」

まず最初に伊藤さんの口から出てきた言葉はこれでした。

「最近の人達はカタカナ(で表記される食ブームなど)にばかり目がいって、日本人が本来持っていたものが軽視される傾向が強いように思います。でも、カタカナで話題になるすごく前から、日本人は日本人に合った食生活の知恵を受け継いできているのよ。それを『食養生(ショクヨウジョウ)』っていうのね。そしてそれに従った生活が日本人には一番合っていると思うのよ。」

これは最近、コレステロールについて今までなされてきた健康指南がアメリカ人の体質(DNA情報や民族的特長など)にとっては有効であっても、日本人の体質には必ずしも有効ではないという発表があったことなどにも通じるお話です。

興味を持つという入口においては、いろんな入り方があることはとてもいいことです。そこから先、皆さんの生活に取り入れていく際には

「素敵だとか、流行だけでいいと決めたり、飛びつくのではなく、昔からある『食養訓(ショクヨウクン)』に耳を傾けて!」

伊藤さんはそんなふうにもおっしゃっていました。この日本人の食養訓に基づいて提案されているのが伊藤さんのお料理。今まで数多くのリピーターに愛されてきているところにも、伊藤さんのおっしゃる食養訓が私たち日本人に合っていることが証明されているのではないでしょうか?

>>食養生の春夏秋冬とは?>>