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褒めて育てる子供の自信(3ページ目)

「人間関係が良好な子に育つ食卓の秘密」でお話を伺った馬場香織先生に食卓でのコミュニケーションにも役立つ「褒める子育て」について伺ってきました。

執筆者:飯野 耀子

褒める時にも理にかなっていることは大切

ところで「怒るのではなくて叱りなさい」という言葉をご存知ですか?今回馬場先生からこの言葉を教えていただいたのですが親が子供に感情的になって怒ると全面否定になってしまう場合が多々あります。しかし、叱られるようなことをした場合にもそこには何かしら理由があるわけですからまず「なぜ」を聞いてから「冷静に善悪を話す」といった理にかなった叱り方をした方が叱られる側の腑に落ちます。

これは褒める場合にも同じことがいえて子供は理にかなって褒められている場合と猫可愛がり的に褒められている違いを見抜きますから「やたらと」褒めればいいというわけではないということです。褒めるにも叱るにも大切なのは子供の目線と同じ視点を持つことですね。

嬉しさの連鎖

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ブログなどでも感想が数多くアップされている「ほめられレシピ」。私も実際頂きましたがどれもこれも本当に美味しいレシピです。
馬場先生は前述にもあるように「褒める」ということは子供をまっすぐ育てるための有効な方法だとおっしゃいます。また子供だけでなく母親にとっても「褒められる」ことは嬉しいことですからいいの連鎖を生むきっかけになるとも。例えば毎日のご飯作りについても旦那さまや子供が「美味しい」といって食べてくれれば「頼られている自信」を感じたり、「誰かのために作る」という嬉しさを感じたり。

家族内だけでなく人とのコミュニケーションを取る場合にこの「嬉しさの連鎖」を作り出せることはとてもいいことではないでしょうか?それには「自分の中でシチュエーションが作れること」が大事だと馬場先生はおっしゃいます。このシチュエーションは「自分がされていやなことはしない」「自分がされて嬉しいことをやる」といったごく単純なことで自分が子供だった時代に親にしてもらった嬉しかったことをマネしてみるのも一つ。残念ながら子供時代にそういった記憶をあまり持てなかったという方は「読書の中の疑似体験や好きなTV/映画など見るときにどんな場面で人が喜びを感じているのかちょっと気をつけて見てみる。それから、今からでも遅くは無いので、今、自分がされて嬉しいことを今度は子供にしてみるのもいいのではないでしょうか?またお子さんが話しかけてくれた言葉の中にお母さんの気持ちを和ませたり、嬉しくさせてくれるものがあった時に、『OOちゃんにこういわれてお母さんすごく嬉しい。ありがとね。』と伝えるだけでお子さんは“とびっきり”嬉しいと感じてくれると思いますので、そういったことから始められるのもいいと思いますよ。」と馬場先生。

そういった意味で親も子供もお互いに「嬉しさ」を感じやすく、また「褒める」シチュエーションが自然と生まれる一つが美味しいものの並んだ食卓。ぜひ馬場先生のレシピを実践して、それぞれのお宅の「褒められ体験」を増やしていってください。

因みに料理研究家であると同時に馬場先生はテーブルコーディネートのプロでもあります。2月3日から東京ドームで始まる「テーブルウェアフェスティバル2009」に先生の作品が入選されているのでぜひ直接先生のテイストに触れてみてください。

【関連記事】
人間関係が良好な子に育つ食卓の秘密 (All About 食育)

【関連リンク】
馬場香織クッキングサロン
中條高徳公式ホームページ
テーブルウェア・フェスティバル2009 暮らしを彩る器展
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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