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知ってラッキー!和菓子で食育のススメ(2ページ目)

みなさん、和菓子は好きですか?洋菓子に比べて派手さはありませんが、和菓子には和菓子のよさがありますね。食育にももってこいです。そこで今回は和菓子の歴史を紹介します。

執筆者:飯野 耀子

和菓子の日には、好きなお菓子を7つ

七という数字は八と並んで、日本ではいい意味で特別な数字。日本人の多くは特定の宗教を持たなくても、お墓があります。お墓といえば仏教なわけですが、お釈迦様は生れてすぐ7歩歩いたといいます。また七福神も7人の神様ですね。耳慣れたところでは「ラッキー7」など、とにかく「七」はいい場面に使われることの多い数字です(昔は「七」と書いて、「たくさん」という意味も持っていたとも)。

意外と知られていませんが、昔からお祝いの席で、7つのお菓子を飾ってお祝いするという風習が日本にはあります。ここで飾るお菓子にルールはないので、みなさんの好きなお菓子を7つ、和菓子の日に飾ってみてはいかがでしょうか?

例えば、玄関に飾ってあるお花の隣に塗りの小皿に懐紙を敷いて、金平糖を7つ盛り付けるとかわいいですね。また、白玉だんごをつくって各々7つずつ盛り付けて、おやつや食後のデザートにするのも一つです。

ぜひみなさんのおうちの”祝い七つ菓子”を考えてみてくださいね。

季節の話題で取り組む食育

(上)新茶の季節限定に発売されるお茶の風味の葛羹

(下)鮎解禁をお祝いした稚鮎(ちあゆ)。このお菓子を見ると今年も鮎の季節がきたなぁと嬉しくなります
さりげないのですが、今月は2005年施行された「食育基本法」成立から丸1年、「食育月間」なのです。みなさんのおうちでもそれぞれのスタイルで食育に取り組んでいらっしゃると思うのですが、和菓子はこの食育にとても便利な食品ではないでしょうか?

和菓子の世界は茶道の世界ととても密接な関係があり、季節感をとても大切にしています。必然的にお菓子の題材も季節にちなんだものになります。6月であれば、アジサイの花をモチーフにしたものが多くみられます。鮎の形をしたお菓子も多くあります。これは鮎漁解禁をお祝いしてのお菓子ですね。

このように和菓子には季節というものや日本の文化というものが非常によく反映されています。お子さんと一緒におやつを食べながら、お菓子の意味や背景にある文化的な話をしてあげることが食育になります。人間が唯一拒絶しない味覚が甘味だといわれていますので、お菓子を題材にするのであれば小さなお子さんでも興味がわきますよね。

これからの季節は涼菓といって目に涼しく、色合いが淡くてキレイな和菓子がたくさん登場します。ぜひ百貨店などでいろんな和菓子に触れてみてください。


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<関連リンク>
閑且雅
全国和菓子協会
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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