私の子育ては厳しすぎ? それとも要求が高すぎるの?

ママが親鳥とひよこを眺めている
子どもが無事に生まれた喜びに慣れ、「良い子に育てたい」という気持ちが強くなるのは自然な感情
Q:6歳の娘の母親です。今まで「良い母親になりたい」「子どものしつけは親の役目」と思って、厳しく娘をしつけてきました。ところが、最近娘の友人のお母さんが「娘は生きていてくれるだけで満足なの」と言っているのを聞き、衝撃を受けました。

娘もその話を聞いて、とてもうらやましがっています。「ママはいちいち干渉して厳しいことばかり言う。何にでもハードルが高いことを要求するからイヤ!」と反発するようになりました。私は親として当たり前のことを娘に要求したつもりだったのに、娘から嫌われだしています。娘との今後の関係をどうしたらいいのでしょう。

しつけ「熱心派」と「無関心派」の二極化

A:お子さんを思って厳しく接してきたことで、親子の気持ちにすれ違いが生じてしまったようですね。親として「これくらいはできて当たり前」と考えてしまいがちです。また、社会ルールなどについて、「こんなこともできないの?」と我が子に対しての要求水準が次第にエスカレートすることもあるでしょう。

近年、「子育て」への関心が高まり、さまざまな子育て支援情報が飛びかっています。しつけ意識が高い「熱心派」と、自由と自分勝手をはき違えている「無関心派」の二極化の傾向が顕著になってきています。無関心はもちろん良くないですが、熱心すぎが相手を追いつめかえって悪循環を起こすこともあります。肩の力を抜くなど、ちょうど良い加減や妥協点を見つけられるように意識してみましょう。

わが子にできてほしいことランキング

『日経キッズプラス』2009年6月号で発表された、「わが子にできてほしいことランキング」では以下のような内容が上位にランクインしました。
  • あいさつができる
  • ありがとうが言える
  • 思いやりがある
  • 間違いがあれば謝れる
  • 好奇心がある
  • 友達とうまく付き合える
  • ものを大切にする
  • 我慢できる
  • うそをつかない
  • 年下の子に優しくできる
  • 自分の気持ちをきちんと表現できる(NOと言える)
子どもへの思い入れが深いほど、あれもこれもと願いがちですが、上記の内容は、大人にとってもなかなかむずかしいこと。欲張らずに、狙いを絞ってしつけることで、自然とできることの裾野が広がっていきます。しつけは親と子どもの根気比べ。厳しく叱って結果を早急に求めることより、なぜこのルールが大切なのかを、淡々と怒らずに繰り返し伝えるプロセスが重要です。