気がつくと子どもを叩いています

Q:ダメだとわかってはいるのですが、イライラしているときなどは、気がつくと子どもを叩いてしまいます。ふと、我にかえって、子どもにあやまります。とくに子育てとは関係のないことでイライラしているようなときも、やってしまうことがあってつらくなります。どうしたらいいでしょうか。

熱意と愛情をたいせつにする

子どもを叩いてしまう
熱意と愛情で克服する
A:最近、もっとも多く寄せられる悩みの1つが「子どもを叩いてしまう」ことについてです。もしかしたら、「子育てなんだから、多少、叩いて当たり前」と思われていた数年前よりは、いい状況なのかもしれません。それでも、この現状はやはり悲しいものです。おなじような悩みをなんどか記事として取り上げています。しかし、「これさえ知っておけば解決する」というものではないという側面もあります。今後も機会をつくって、解決方法を紹介したいと思います。今回は、もっとも重要で効果的だと思われることを紹介します。

厳しいかもしれませんが、まずは、「子どもを叩いてしまう」という無責任ないい方をしないことからです。「~してしまう」というと、まるで自分の意志ではないかのようです。「細かいことを……」と思うかたもいるかもしれませんが、ことばは、その人の考え方や生き方をあらわしています。逆に、使うことばをかえることで、人生をかえることもできます。ですから「叩いてしまうのがつらい」のではなく「叩いていることがつらい」と受けとめることです。このことで「自分が叩いているんだ」という自覚がもてるようになります。どうしてこれがたいせつかというと。人は、自分のやっていることしか直せないからです。「叩いてしまう」といった責任を回避することばを使っていると、自覚がもてず、直すことができません。

子どもが寝ているときに感謝する

そして、子どもが寝ているときに、あやまることと同時に感謝します。「自分がイライラしていることに気づけたこと」「あらためて子どもがたいせつだと気づけたこと」など、どんなことでもかまいません。あやまるだけでなく、感謝できる部分を見つけてそれを伝えます。寝ているときに伝えるというのは、正直につたえることに意味があるからです。叩いた直後にあやまるというのも、もちろん必要ですが、直後では、「かわいそうだからあやまる」という気持ちが大きくなることがあります。そうではなく、叩いたという自分の行為を率直にあやまることがたいせつです。

それができたら、つぎは、ゆるすことです。なにをゆるすかというと「叩いてしまった自分」をゆるすことです。ゆるせてもゆるせなくても、過去を取り消すことはできません。「叩く自分をゆるさない」と自分を責めつづけて、今後、叩くことがなくなればいいのですが、逆効果である場合がほとんどです。それよりも、「自分をゆるす」ことで、思わず叩くということがなくなる可能性が高くなります。「ゆるす」といっても、「こうしてゆるす」といった方法があるわけではありませんが、「叩いた自分をゆるします」と声に出すと効果があります。



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