イライラをすっきり解消する方法
イライラをすっきり解消するには、2つのステップがあります。ステップ1:イライラしてもOK!
ステップ2:感情を観察する
ステップ1は、「イライラしてもOK!」と認めることです。怒ったり、泣いたり、笑ったり……感情表現できるというのは、人のすてきな能力の1つです。子どものことを思えばこそイライラするわけですから、むしろすばらしいことです。ただ、「イライラしたから殴った」「腹が立ったから無視した」などとなると問題です。イライラしたあと、腹が立ったあと、どういう行動をとるかには、責任を持たなければいけないとは思います。湧き起こる感情を否定すると、人間はその後の行動をコントロールできなくなることが多くなりがちです。ですから、ステップ1では、「イライラしてるということは子どもを愛してるんだなぁ」と受け入れることです。
ステップ2は、自分の感情を観察することです。頭の中に思い浮かぶことを心の中で繰り返します。イライラしている、腹が立つ、体がだるい、やる気がない、お腹がすいたなどなど、どんなことが思い浮かんでいるのか興味をもって観察します。1つ大切なポイントは、思い浮かんだことを評価しないということです。イライラしているからダメだとか、腹が立つから未熟だなどと評価を加えないことです。ただ「あぁ、自分はいまお腹がすいていると感じている」「自分はいま、やる気がない」ということばを心の中で繰り返すだけです。繰り返すことで、心が少しずつ落ち着いてくるのが感じられると思います。
朝や夜に実践すると効果的
ステップ2は、イライラしたときだけでなく、朝目覚めた時や夜寝る前などにやるのも効果的です。これをすることで、自分の感情をコントロールすることがうまくなってきます。自分の状態を穏やかに保つことができると、子どもとの対話もスムーズになってくるはずです。次回の記事では、「意味のわからない子どもの行動」についてどのようにコミュニケーションをとるかを考えてみたいと思います。子育てに関する悩みがある方はこちら(※現在停止中)から、ぜひお願いいたします。「問い合わせの種類」は「その他」にチェックしていただき、「問い合わせ内容」に「相談」と最初に入れてください。なお、すべての相談にお答することができない場合もあるので、ご了承ください。
<関連リンク>
しつけは厳しく?それともやさしく?(All About子育ての悩み相談)
「放任主義」の子育ては間違い?(All About子育ての悩み相談)
情報断食で、ママの悩み・不安をデトックス(All About男の子育て)