オーガニックの食品がいい、とはわかっていても、
一般の製品よりかなり割高。それに、子育てに追われて
時間のない中ではとても有機食品にこだわれない・・・
という方も多いのでは?
お金と労力をかけずに、なるべくヘルシーな有機食品を
摂るためのヒントをご紹介します。
身近になったオーガニックフード
ご近所のスーパーなどでもたくさん目にするようになったオーガニック野菜。ニンジン・ジャガイモ・タマネギなどの基本根菜類から、「えっコレも?」というような薬味用の野菜まで、多種出回っていますね。
また、少し商品数の多いお店に行くと、調味料や加工食品、乳製品などでもオーガニック原料使用と表示のあるものを取り扱っていたり、宅配サービスをしてくれる業者もあったりで、有機(オーガニック)食品もすっかり身近になりました。
「オーガニック」ってなに?
オーガニックとは、「有機」であること。農薬を使っていないとか、からだにいいとか、いいイメージがありますが、具体的にはいったいどういうことなのでしょう?
農林水産省発行の、「すっきりわかる食と農のQ&A」では、このように書かれています。
Q: 「有機農産物」って何?
A: 自然の力を最大限に利用した農業である有機農業によって生産された農産物を、「有機農産物(オーガニック農産物)」といいます。原則として農薬や化学肥料を使用しないので、より地域環境や安全性に配慮した農産物ということができます。
また、「有機農産物」と認定される要件は、このように記されています。
1.原則的に農薬や化学肥料を用いず(認定された30種を除く)、
2.種まきからさかのぼって2年以上、禁止農薬や化学肥料を用いない畑や水田で栽培され、
3.生産者が生産から出荷までの工程管理を記録していること。
これらの要件を満たした農産物のみが、「有機JAS」認定を受け、「有機」の表示を許可されるのです。
野菜・果物はもちろんマークで表示されたもの、加工食品は有機農産物(有機小麦、有機レーズン、有機大豆など)を原料としているもの、乳製品は混ぜる農産物(ベリーなど)が有機であったり、有機飼料で育てた乳牛の乳であることなどが、いわゆる「オーガニック」コーナーやスーパーで取り扱われる条件です。
しかし、ジャガイモを例にとると、一般のジャガイモが一袋198円で売っていても、オーガニックのジャガイモはその1.5倍はします。場所によっては一袋500円近いようなものまで!
厳しい基準を満たしたものだけが認められる「オーガニック」を冠した食品は、まだまだ一般よりも高くつくようです。
では、お金や労力をかけずに、気軽にオーガニックの食生活を始めるには、どうしたらいいのでしょうか?4つのポイントを挙げてみました。
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