文章:松下 和代(All About「子供のアレルギー」旧ガイド)
今回は、「卵、牛乳を使わない手作りジェラート」に引き続き、子どもと一緒に簡単につくれる夏向きのデザート「グミ」をご紹介します。電子レンジを使って簡単につくれるので、家族みんなでお試しあれ。
お菓子に含まれる砂糖の成分は?
グミも手作りすれば好きな形で楽しめます |
普通の砂糖は原料の甜菜(ビート)やサトウキビを熱水抽出・精製して作成していますが、異性化糖の原料はでんぷんで、酵素を加えて加水分解することで作られます。通常の砂糖よりもコストが安く、低温で甘味が強くなり清涼感が増すなどから清涼飲料やお菓子などに利用されています。
砂糖とアレルギーの関係
このブドウ糖液糖をはじめ砂糖を取りすぎることは、アレルギーにとってあまりよくないのでしょうか? ズバリ砂糖の摂りすぎの弊害は、・化膿する病気を起しやすくする
・腸内細菌の環境を悪化させる
・虫歯の原因になる
・ビタミンB1の不足をまねく
・血糖値の急激な上昇から、安定したエネルギーが供給できなくなる
など上げられます。特に、腸内細菌の状態をいい状態に保つことがアレルギーにとって有効であるという報告は、最近の小児アレルギー学会でも取り上げられていました。
市販のグミや飴などの糖分の多いおやつには、ブドウ糖液をはじめ砂糖が多く含まれています。原材料となる果汁も、その果汁が実際にどのような原材料でつくられているかが明確にわかりません。よって、できるだけ手作りをすることをお勧めします。もし市販のものを買う場合は、着色料・香料の含まれていないもの、天然果汁100%のものを選ぶように心がけてください。。