今回は、保存できるけど無添加、手作りアンチョビの作り方をご紹介します。おまけにこのアンチョビを使った、スパゲティ(小麦粉代替食品のキビ麺を利用)もあわせてご紹介します。
いわしとアレルギーの関係
いわしには、DHA、EPA、ビタミンB2・D、カルシウムが豊富です。特にアレルギーの場合に注目したいのはDHAやEPA。これらはn-3系と呼ばれる油で抗酸化作用が強く、EPAには中性脂肪を低下させる効果やアレルギーにも有効と言われています。日本の近海には多くの種類のいわしが生息していますが、アンチョビは「かたくちいわし」を使用。「まいわし」や「うるめいわし」より少し細身で小ぶりで、上顎が下顎より前方に突き出していて、片側にしか口がないように見えることからこの名前があります。背中が黒いことから「背黒いわし」とも呼ばれます。
古くから「鰯も3度洗えば鯛の味」と言われるように、血合いをしっかり洗い流して使うと、おいしい手作りアンチョビができます。鰯を塩に漬け込んだ時にでてくる水分は少しくせがありますが、大豆が利用できないとき、しょう油の代替としても使えます。
保存もでき、応用の利くレシピ。アレルギーの子どもがいるご家庭では、ぜひ覚えて欲しい一品です。
手作りアンチョビ 材料
かたくちいわし 500g塩 いわしの8%で40g
オリーブオイル 1カップ