ペットは喘息によくない?
ペットは喘息によくないって本当でしょうか? |
結論は「おすすめできない」
A:お答えします。喘息とペットの関係はよく尋ねられますが、基本的には、ペット・特に犬や猫といった毛の生えている動物や羽のある鳥などは喘息発症・または悪化の原因になる可能性があります。動物の毛やフケ(上皮:じょうひ)・羽はアレルゲンになりやすい性質を持っていて、アレルギー体質を持っている人が、繰り返しそういうものを吸い込むことでだんだん体内のアレルギー反応が起こりやすくなってくるからです。ですから、アレルギー体質のある人が新たにそういう動物を飼われるのはおすすめできません。また、すでに飼われているペットがアレルゲンと判明した場合、一番確実な対処法は飼うのを止めることです。しかし、それは口で言うほど簡単なことではありませんね。たとえばアレルゲンが犬だとわかったとき、どうするのがよいか考えてみましょう。
飼い続ける場合、犬は外で飼う方がいいでしょう。外で飼えば、屋内で飼われるよりも、毛や上皮(フケ)を吸い込む量はかなり少なくなります。どうしても室内で飼う場合は少なくとも、毛や上皮・羽をなるべく吸わないように、接触の度合いをなるべく少なくする方がいいでしょう。
- 自分が主に生活する部屋で飼わない
- 飼っている部屋には入らない・換気、掃除を入念に行う
- 定期的にペットをしっかり洗う(最低週1回)
- ハウスダスト、ダニ対策もしっかり行う