(前回のあらすじはこちら)年末帰省の車内で長男が発症。その後年明けすぐに長女にもうつったノロウイルス。幸い、2人とも軽症でしたが、次のターゲットは……?

第3・第4の悲劇が発生

とうとう、ガイド一家全員がノロウイルスに
とうとう、ガイド一家全員がノロウイルスに……
娘は幸い嘔吐が数回だけ、水分も摂取できており比較的元気でしたが、私たちの懸念は「次はあるのか?」でした。1月4日、私は仕事始めでしたが特に症状はなく、「大丈夫かな」と思っていた矢先、昼頃に妻からのメールが。「私もなったみたい。さっき吐いた」。短いメールでしたが、衝撃は大きかったのでした。

一般にノロウイルスに接触してから発病するまでは1~2日と言われています。長女が嘔吐してから丸2日。大人は大丈夫かも……という甘い希望はあっさりと打ち砕かれたのでした。そしてその日の夜には、私にも症状が起き始めました。

夕食後、これまでに感じたことのない胃もたれ感がおこりました。それでも夕食は普通に食べ、早めに床についたのですが。寝付いてすぐ、猛烈な吐き気。トイレに駆け込むと、まさに「噴出」するかのごとく、繰り返し吐きました。幸い連休前でしたから職場に多大な迷惑をかけずに済みましたが、連休の間はずっと倦怠感が強く、ほとんど食事は出来ませんでした。しかし、水分だけはしっかり摂るようにしました。

■教訓:ウイルスを早く追い出し、脱水症状を予防するためにも水分を沢山取るべし!

また、症状が治まっても3日~5日間ぐらいは、便にウイルスが含まれている可能性があるので、その後ずっとトイレの後には石鹸で入念に手洗いをするようにしています。感染の拡大を防ぐために、是非心がけておきたいことです。なお、ノロウイルスにはアルコール消毒は無効。汚染された場所の消毒に使う次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤)は、人体に有害ですから使えません。唯一の手段が、石鹸による手洗いなのです。

■教訓:感染後しばらくは、トイレの後の手洗いを石鹸で入念に行うべし!

そして第5の悲劇が

私が回復してから、「もしや?」と思い、実家に電話してみると、やはり母が感染していました。直接嘔吐物や便の始末をしたわけではありませんが、母は嘔吐物で濡れた車のシートカバーやマットの洗濯をしてくれたのです。ノロウイルスは強力な感染性を持っているため、付着した場所からしぶきとして舞い上がったごく少量のウイルスに接触しても感染してしまうのです。

■教訓:嘔吐物や便の処理には、使い捨てのマスクや手袋を使い、服にビニールをかぶるなど、しぶきを浴びないようにすべし!

■教訓:処理に使った雑巾などは、次亜塩素酸ナトリウムに浸して、ビニール袋に密閉して捨てるべし!

それにしても驚くべきは、実家の父。父も車の清掃などを手伝ってくれたのですが、感染を起こしませんでした。まだまだ元気だなあと感心した次第です。

以上、長尾家のノロウイルス体験記でした。これらの教訓を生かして、ノロウイルスの大流行を乗り切りましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。



<参考リンク先>
ガイド一家も被害に!ノロウイルス体験記(記事)
過去25年で最大の流行!ノロウイルス感染症(記事)
ノロウイルスの治療と予防(記事)
アトピーと嘔吐下痢症(記事)
全国で多発!ノロウイルスの正体(記事)
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