同じ誕生日なのに・・・と、思うと比べたくなくても、比べちゃいますよね。実際、娘と同じ誕生日の子が、保育園のクラスにいます。男の子です。乳児クラスのとき、その子のママが言っていました。
「うちの子、まだしっかりお話できないのよ~メイちゃんは、いっぱいお話するのに。」
同じお誕生日でも、やはり育ちは違います。それは、性別であったり、環境であったり・・・決して同じ状況で育っているわけではありませんよね。同じ状況で育っているであろう!双子ちゃんだって、個性により、育ちは多少違うと思います。
私が、小学生のとき、同級生に、2組の双子ちゃんがいました。背丈などは、どちらもそっくりでしたが、得意分野は、まったく違っていたり・・・双子だからといって、すべて一緒ではないことを知りました。(1組は、一卵性双生児。もう1組は二卵性双生児)
そして、乳児クラスで、お話を心配していたママでしたが、年長になった今は、娘より、はるかに背も高くなり、おしゃべりも達者!そして、活発に動いています。時期により、その子その子の「育ち」のメインは違っており、ペースも違うものです。10人いれば、10通りの、100人いれば、100通りの成長のペースがあるのです。
ロングヒットしている、SMAPの「世界にひとつだけの花」。この歌は、たくさんの人の、心を揺さぶりました。卒園式などで、使ったところも多いでしょう。みんな、わかっているのです。「ナンバーワンではなく、オンリーワン」が良いと。しかし・・・日本というお国柄でしょうか。右にならえ!といった感じで、おなじ枠のなかで、同じように育つのが一番良い!と思ってしまいます。
でも、私はひとりしかいない!そして、我が子も。この子は、この子しかいないんだ!といった、心の奥底で、認めてほしい自分を、この歌は言葉にしてくれたのではないでしょうか。