番外(オマケ):
ペリカン「minoro Pocket Pen K7」5,250円(税込)
最大160mmまで長さを調整できるため、好みの長さで書けるのがうれしい |
こちらのペン、見た目もミニペンというより、ファーバーカステルやデルタなどが出している「ポケットペン」のカテゴリーに入るものだと思いますが、面白いのは、その携帯時の短さと、筆記時の長さを両立させるアイディア。
長さが調整できるという新しさ |
しかも、このキャップ部分は軽くて、ペン自体の重心も前寄りにあるため、長くしても重心のバランスが大変良い。特筆すべきは、軸に施された溝が、持った時の滑り止めと、キャップを固定する目的としてデザインした点。さらに、キャップの中に磁石が仕込まれていて、収納時にカチッと音を立てて収まるのもカッコ良いです。リフィルはペリカン377という大容量タイプを使っているので、サイズの割に長く書けます。現在、伊東屋で国内先行販売されています。
ガイド納富の「こだわりチェック」
どのミニペンも愛おしい使いやすさ |
それにしても、こういう小さな筆記具は、いつまでも触っていたいような魅力がありますね。そのサイズの中に注ぎ込まれたアイディアと技術の量を考えると、むしろ大きくて高価な筆記具よりも、小さい分、密度が高く、内包するポテンシャルが大きいような気さえしてしまいます。
伊東屋の手帳用ペンなんて、細部まで見てたらいつまでも飽きることがありません。XPAは何度も伸ばしたり縮めたりしてしまいます。REPORTER 4 COMPACTのノック部分の触り心地の違いを、ついつい何度も確認してしまうし、バーディスイッチは毎日のようにメモ用ペンとして使っています。PFitやpenpodは、色違いを集めたくてしょうがありません。
1位から5位まで全部買っても4,914円で、しかも全部まとめてポケットに入ってしまいます。そんな小さなペン達ですが、小さいからこその面白さを、実際に使って実感してもらえたらと思います。
【関連リンク】
・トンボ鉛筆「REPORTER 4 COMPACT」
・パイロット「バーディスイッチ」