財布には何を入れたいのか?を改めて問うスタイル
Mr.Smith「JIMI WALLET」 |
財布選びは難しいと、ガイド納富は思っていました。また、「いい財布がなかなか無くて」という話もよく聞きます。では、良い財布がないのかと言うと、そんなことはありません。売っている財布を一つ一つ見てみると、素材感がとても良いものもあり、デザインが優れたものもあり、機能的に優れたものも沢山あります。でも、何故か、「これ」という物には出会いにくいのです。
その原因の一つは、財布に入れたいものが多過ぎることです。好きなデザインの財布だと、入れたいものを全部入れると形が崩れたり、容量的に入れるのが無理だったりすることが多いのです。また素材感が良い物は、財布という生活に密着したツールとして、ハードな使用に耐えなかったりします。つまり、小物としてのルックスと、財布としての機能、そして容量と使いやすさという要素は、なかなか同時にクリアすることが難しいのです。
ところが、この「JIMI WALLET」は、そんな財布に対するゴチャゴチャした思いとは全然関係なく、「ここに入るものだけで良いんじゃないの?」と問い掛けてくるような財布でした。「そんなに、普段使わないようなものも財布に入れておかないと心配なのか?」と。
カードも入る、紙幣も入る、出し入れ簡単、まだ何か必要か?
マネークリップとカードフォルダの合体スタイル
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この「JIMI WALLET」には、紙幣が10枚程度、カード類が5枚程度収納できます。それだけです。でも、例えばガイド納富の生活の中で、財布に入れて持ち歩きたいのは、紙幣以外では、クレジットカード、スイカ(JR)、パスネット(地下鉄)、バンクカード、図書館カード、レンタルビデオ屋の会員カード、量販店のポイントカードくらいです。この中で、図書館カードは薄いし、パスネットのカードはサイズが合わないので紙幣側に入れるので、十分収納可能です(小銭入れは別途持ち歩くことになりますが、それはそれで、良い小銭入れを探す楽しみにもなります)。
カードが取りだしやすいフォルダ形状
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さらに、量販店のカードやビデオレンタルのカードは、必要な時だけ持っていけば良い物です。そう考えると、「JIMI WALLET」の収納量で十分生活に不便はないのです。むしろ、今までの自分が、「念のため」を言い訳に、どれだけ無駄な物を持ち歩いていたかに気がついたりします。
ワンプッシュで開くスピーディーな使用感
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上部の三つのポッチがついた部分を押すだけで開き、カード類は中から指をスライドさせるだけで、簡単に出し入れ出来ます。もちろんスイカなどのICカードは中に入れたままで使えますし、半透明タイプのものなら、中に入れた物が外から透けて見えるので、地下鉄路線図などを仕込むといった使い方も可能です。
名刺入れにも、小銭入れにもアイディア次第で様々に利用可能
日本サイズの名刺はフォルダを外して利用
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また、カードフォルダーや紙幣クリップは取り外せるので、アイディア次第で財布以外の使い方も自由自在です。カードフォルダー側にフォルダーを外して自分の名刺を入れておき、頂いた名刺は紙幣クリップに挟んでおく、といった便利な名刺入れにもなるわけです。
カードフォルダは小銭を入れて使うのも面白い
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また、カード類をあまり使わない場合は、カードフォルダー側に小銭を入れておくという使い方も出来ます。これが実際に使ってみると、小銭の見通しが良いせいか、とても使いやすく快適でした。カードはスイカとメトロカードくらいしか持ち歩かない、という人にはオススメの使い方です。他にも、その軽さと使いやすさから、カードケースとして使うのも良いですし、子供に迷子札や小銭と共に持たせても便利です。
ガイド納富の「こだわりチェック」
RAS社のネックストラップと組合せるとカッコ良い
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素材は外側が耐久性のあるポリプロピレン製。100万回近くの開閉にも耐えるようになっているそうです。内部のフォルダーやクリップは透明度と剛性からポリカーボネート製を使用。どちらも再リサイクルが可能で無毒製着色剤を使用するなど、環境に与える影響にも配慮しています。実際、マット加工されたポリプロピレンは触り心地も良く、適度にしなって使いやすいのです。
大きさは110mm×67mm×14mmで重さ50gと、本当に無駄の無いギリギリの大きさで、使って見ると持っていることを忘れるほど。ガイド納富は何度も「財布忘れたか?」と確認してしまうほどです。また、よく考えて、本当に必要なものだけを持ち歩くようにすると、財布自体の使い勝手も向上することに気がつきました。色々入る財布も便利ですが、その「色々」に邪魔されて、肝心なものが取り出しにくかったりするのです。
生活に必要な最小限の物を持ち歩く習慣というのも、また大人の「こだわり」の形なのだと思うのです。「JIMI WALLET」は、そんなこだわりを実践できる、新しいタイプの財布です。普通の財布との併用も出来ますし、価格も手頃。自分の財布へのこだわりがどこにあるのかを確認する意味でも、一度使ってみる価値があると思います。
<関連リンク>
・Mr.SmithのJIMIプロダクツの公式サイト。iPodケースもあります。
・MoMA(ニューヨーク近代美術館)でも扱われています
・JIMI WALLETにぴったりのネックストラップを作ったRAS社のサイト(英語)
(ストラップはアシストオン店頭で1890円で購入できます)