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世界中のイカした腕時計を愛する集団 マクロロン マクロロン展に行ってきました!(2ページ目)

世界中のイカした腕時計をコレクションし、探究し続ける謎の集団“マクロロン”。彼らの活動のひとつである「マクロロン展Vol.2」に行ってきました! 勝手に選出した10人のデザイナーの作品が展示された。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

マクロロンとは


ロジェ・タロン
ロジェ・タロンの有名なLipの腕時計ですね。女の子にも人気のあるモデルです。フランスブランドの腕時計って珍しいですからね。
で、マクロロンって??? そう思われる貴兄も多いはず。この名称はジラール・ペルゴ社(以下GP)が1976年に発売したLEDデジタル腕時計の外装素材“Makrolon”に由来しているのだ。

工業調査会が出している『プラスチック活用ノート 三訂版』を見ると、どうやら素材はポリカーボネート。熱可塑性樹脂のなかでも衝撃に強く、低温&高温にも耐えられるそうだ。


エットーレ・ソットサス
エットーレ・ソットサスといえば1981年にメンフィスを結成したことで有名ですね。オリベッティの真っ赤なタイプライターや、アレッシィの作品で親しまれてます。
GPのこのLEDモデルは、本体自体が特殊な素材ケースに覆われていて、LEDの赤い表示はサイドからチラっと見えるだけ。けっこうセコい。

スイスの機械式腕時計の名門がこんなイカしたモデルを作っていたことも驚きだけど、この商品名を自分たちの集団名にしちゃったマクロロンのセンスも凄い・・・。

じつは2003年3月に開催された第1回『マクロロン展』にも行っていて、けっこうこのテの腕時計は好きなんですね。


ジョルジェット・ジウジアーロ
ジョルジェット・ジウジアーロの腕時計を見ると気分が高揚してしまう(笑)。スピードマスターシリーズはやっぱりカッコいいのだ。映画「エイリアン2」で使用されたシルバーモデルも発見! ジウジアーロは、カーデザインだけでなくさまざまなものを手掛けていて、たしかミシンというのもありました。
腕時計専門誌『ウオッチ・ア・ゴーゴー』(休刊中)や『モノ・マガジン』の編集部で、何度かマクロロンの方たちを見かけていたので、知り合いなんです。

彼らはデザイン、デジタルが専門で、ボクはアンティークのアナログ。得意分野が対極なんですね(笑)。だから惹かれるのかも。


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