2/2 バッグから、春のお洒落を楽しむ Part２ [メンズバッグ・鞄] All About

革×スクエアならショルダーバッグでも大人っぽい

レザートートバッグ［W36×H34cm］15万150円／マルベリー(三喜商事　TEL:03-3238-1307)　photo:原田宗尊

肩掛けできるショルダーバッグは、常に両手が自由になるので、活動的な春には積極的に活用したいタイプです。ただし、子供っぽく見えてしまうという点には注意が必要。そこで、四角形のフォルムを選ぶという基準を提案したいと思います。ナナメ掛けしても知的に見えるので、大人の落ち着きが損なわれることはありません。

写真のバッグはマルベリーというブランドのもの。新しい提案をしながら「美しいクラシック」を追求し、本物の英国スタイルを具現化しています。スクエアな形状に加え、マチの薄いデザインがシックな雰囲気。その分、ペアになっているフロントのポケットが収納力をカバーしています。持った時に型崩れが起こることもありません。全面にエンボス加工が施されてるため、傷も目立ちません。

キャンバス地を取り入れて春らしく

バイカラーのショルダーバッグ［W29×H32×D6.5cm］２万4150円／サンダース(ミュージアムフォーシップス　TEL:03-3496-0481)　photo:原田宗尊

大人に相応しくて落ち着きがある。そんな目線からバッグを選ぶと、ブラックやブラウンに終始しがちです。そこで、せっかく春を意識するなら、オフホワイトのキャンバス地を意識すると良いかも知れません。クリーンで清々しいイメージに加え、ヘビーデューティな頼もしさも感じさせてくれるので、カジュアルなバッグにはもってこいです。

前回の記事でも登場していますが、サンダースのバッグはオススメ。皮革製品のエキスパートでありなあら、キャンバスを巧みに取り入れたアイテムにも定評があるのです。このバッグもブラウンのレザーとキャンバスの配分が絶妙。大きなフラップをストラップで留めるデザインがクラシカルで上品です。そのフラップの下にはポケットがあり、機能的にも優れています。

着こなしに溶け込むスマートなバッグ

レザー製のショルダーバッグ［W35×H25cm］４万7250円／ピカンテ(トゥモローランド　TEL:03-5456-4630)　photo:原田宗尊

最後は、ジャケットにも似合うショルダーバッグを紹介します。タイトでコンパクトなシルエットのモダンなジャケットを中心とする、細身のコーディネイトを邪魔しないスマートなバッグです。

スクエアでも横長のバッグなら、すっきりした印象です。さらにこちらのバッグは、マチを削って柔らかいフォルムにすることで、洗練された雰囲気が広がっています。そしてポイントは、フロントの大きなポケット。開け閉めが片手でもできるマグネット式のフラップなので、頻繁に使うケータイなどをここに入れることができます。前のページでも紹介したピカンテ製なので、マットなレザーのクオリティも、デイリーユースに耐える仕立ても折り紙付きです。