バージョンアップした新モデルは高級感もたっぷり
「ダイアフェーン」とは、ギリシア語で「透明な」を表す言葉。むき出しになったムーブメントの全体がサファイアクリスタルを通じて見渡せ、それ自身が「動くデザイン」を演じている点がじつに秀逸である。いまの複雑時計は、たんに機能が複雑なだけでなく、視覚的な楽しみをどこまで演出できるかが大きなポイントになっている。この分野で高級機械式時計の名門ブランドがしのぎを削っているわけだが、いわばその対極にあるスウォッチが、これほど斬新な「見せる複雑時計」を発表して、あっと言わせるところが快挙であり、なんともおもしろい。「Turn 2 Her (ターン・トゥ・ハー)」。手巻き、50時間パワーリザーブ。プラスティック・ケース(直径42mm)、ピンクゴールド・ベゼル、ダイアモンド1.5カラット。世界限定50本、日本入荷数2本、147万円 |
さて、12月11日に日本で発売が始まる「ダイアフェーン・ワン」には、メンズとレディスの2つのモデルがある。「Turn 2 Him (ターン・トゥ・ヒム)」(前ページ写真参照)は、おなじみの半透明プラスティックとハイテクアルミの合成ケースに、なんとホワイトゴールド無垢のベゼルや、ブラックのアリゲーター・ストラップを組み合わせるという仕様。カジュアルとラグジュアリーの大胆なミックスが、通常のスウォッチとは大きく一線を画す。さらにその上をゆくのが「Turn 2 Her (ターン・トゥ・ハー)」。こちらは、ベゼルがピンクゴールド無垢、そこに計1.5カラットのダイアモンドをあしらった優美なジュエリーウォッチ・バージョンである。
「Turn 2 Her (ターン・トゥ・ハー)」は、ホワイトのアリゲーター・ストラップを組み合わせてエレガントな表情が際立つ |
「Turn 2 Him (ターン・トゥ・ヒム)」は、世界限定130本で、価格は99万7500円。「Turn 2 Her (ターン・トゥ・ハー)」は、世界限定50本で、価格は147万円。2001年に発表された最初の「ダイアフェーン・ワン」が30万円台だったと記憶しているが、それに比べるとだいぶ高価なスウォッチではあるものの、ファンには見逃せないはず。贅沢なクリスマス・プレゼントとして気になるだろう。
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