3/3 銀座ブティックも注目されるパネライ [男の腕時計] All About

パネライの世界に浸る特別な空間

さて、パネライは8月26日に日本で初めてのブティックを東京の銀座にオープンした。「ブティック」とは、いわゆるブランド直営店を指し、ブランドの哲学や世界観を堪能させる特別な場として重要な役割を演じる。ブティックを構えることが一流の証であるのは、時計の場合も同じである。

パネライの歴史と関わりの深い海のイメージで統一された店内

場所は、銀座でも屈指の高級店が居並ぶ並木通り。通りに面して大きく掲げられた“OFFICINE PANERAI”の看板がまず目を引く。100平米という広々とした店内は、舷窓スタイルのディスプレーパネルや壁面が波形になったウィンドー、ダイビングスーツやダイバー機材を模した調度品などが配置され、海と関わりの深いパネライの世界を表現。

もちろん、イタリアのデザインによるもので、素材もイタリアから運び込まれたもの。暖かみのあるアンティーク家具のようなチーク材や、対照的にモダンなワイヤメッシュパネルを効果的に用いたインテリア空間で、じっくりパネライの腕時計に接することができる。

ブティックの落ち着いた居心地の良いたたずまいは、まさに大人のパネライ・ファンのためのもの。日本に初登場した頃は、若い世代の腕時計というイメージが強かったが、ここを訪れると、そんな考えも正される。流行に左右されない本物志向の本格派。そんな今のパネライを実感できる象徴的な空間である。一度足を運んでみてはいかがだろう。