新ムーブメント搭載の「デイデイトII」
ダイバーズウォッチ以外に、エバーローズゴールド素材を使った豪華で美しい「デイトナ」などが、ロレックス愛好家には気になるだろうが、もう一つ取り上げるなら、「オイスター パーペチュアル デイデイトII」の新バージョンだ。「デイデイト」オリジナルは1956年に誕生。文字盤の窓に日付(デイト)だけでなく、曜日(デイ)を"MONDAY"というようにフルスペルで表示する世界初の腕時計だった。これが後世の腕時計に与えた影響については言うまでもない。「オイスター パーペチュアル デイデイトII」。自動巻き、COSC認定クロノメーター。プラチナ、ケース直径41mm、100m防水。予価549万2000円・今秋発売予定 |
さて、今年の「デイデイトII」はどこが新しいか。まず直径41mmにアップしたケース。最近の腕時計の多くが45mm前後に達していることを思えば小ぶりにさえ感じられるが、むやみに大きさを追求しない節度が好ましい。外から見えない部分にも新しさがある。中に収める自動巻きムーブメントはロレックスが設計製造する最新のもの。ここにも衝撃に強く磁気の影響を受けにくいパラクロムひげゼンマイが用いられ、さらに、新しいショックアブソーバのパラフレックスも使って信頼性を高めている。もちろんCOSC(スイス公認クロノメーター検査協会)認定の高精度お墨付き。
文字盤のデザインもロレックスらしいアイデンティティを保ちながら、モダンな意匠がうまく採り入れられている。ブレスレットは、ロレックス特許のクラウンクラスプ付きの新しい「スーパープレジデントブレスレット」を採用。しっかりとした連結機能とともに着け心地にも優れる。100mの防水性を備えるケース素材は、イエローゴールド、エバーローズゴールド、ホワイトゴールド、そしてプラチナ。貴金属のみの展開に、スポーティなデザインとラグジュアリーの融合というコンセプトがうかがえる。「デイデイトII」はいま、プレステージ感あふれる通好みの高級時計として新たな歩みを始めた感がある。
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