先端素材と独創的な意匠が際立つ
ラドー
セラミカ クロノグラフ ジュビリー
クォーツ。セラミックス・ケース&ブレスレット。ケース幅35mm。52万5000円 |
クロノグラフは機能か文字盤のデザイン要素か? そのどちらでもあるわけだが、ラドーの新作は、クロノグラフを非常に洗練されたカタチでデザイン化した注目のモデルである。素材は、ブラックのハイテクセラミックス。セラミックスは、ここ数年脚光を浴びる先端素材だが、ラドーは1989年に世界で初めて腕時計のすべてにセラミックスを使用したモデルを発表したことで有名だ。
「セラミカ クロノグラフ」は、同シリーズで初のクロノグラフ。一体になって連続するケースとブレスレットをはじめ、リューズやプッシュボタンは、すべてセラミックスだ。いっさい無駄のないシンプルなライン、微妙にバランスを保つ大小の円で描かれた1/10秒計、30分計、スモールセコンド、日付表示も美しい。その印象はどこまでもスタイリッシュでモダン。機械式クロノグラフだけでなく、まったく趣の異なるこんなモデルに注目してみてはどうか。
【問い合わせ先】
スウォッチ グループ ジャパン ラドー事業部
TEL03-6254-7331
さし色が印象的なGPのアイコン的モデル
ジラール・ペルゴ
ロレアートUSA98
自動巻きフライバック・クロノグラフ。チタンDLCコーティング・ケース、ケース径46mm。ラバー・ストラップ。147万円 |
八角形ベゼルに特徴がある「ロレアート」は、オリジナルが1975年に遡る、ジラール・ペルゴのアイコン的なモデルの一つ。今年は、BMWオラクルレーシング(ヨットレース)を記念して作られた最新モデルにオール・ブラックのクロノグラフが登場。このスポーツウォッチにハイテク感やトレンディ感をもたらしているのが、チタン・ケースとDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)の表面仕上げだ。
ケースは、一体型のラバー・ストラップに引き立てられて、ブラック・クロノグラフならではの男っぽい精悍なイメージを醸し出す。それと対照的に、鮮やかなカラーで彩り、ディテールを強調した文字盤には、イタリア的なデザインの遊びが見て取れる。クロノグラフの機能面では、計測中にリセットボタンを押すだけで、瞬時に針をゼロに戻し、再スタートさせることができるフライバック機能が見逃せない。
【問い合わせ先】
ジラール・ペルゴ(ソーウインド ジャパン)
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