機能の主役はクロノグラフ、色はオール・ブラック、素材や表面加工に先端技術。そんなモデルが最近は増えてきた。今年のスイス時計フェアで注目を浴びた腕時計も、まさにそうしたトレンドを反映したものが多い。これまでの伝統的なデザインのクロノグラフから一歩先を行く最旬モデルを紹介する。

高度な機構を詰め込んだ、ダイバーズウォッチの元祖


ブランパン
フィフティ ファゾムス フライバック クロノグラフ
ブランパン
自動巻きフライバッククロノグラフ。ステンレススティール・ケース、ケース径45mm、300m防水。逆回転防水ベゼルにドーム状のサファイアクリスタルを使用。耐水キャンバス・ストラップ。168万円(予価)

「フィフティ ファゾムス」は、もともとフランス国防省の依頼を受けてブランパンが1953年に発表した伝説のダイバーズウォッチ。海軍の特殊潜水部隊用に設計され、深海で使える高い防水性や、潜水中の経過時間をモニターする画期的な回転ベゼルなどを特徴とし、ダイバーズウォッチの元祖とされる。

今年、新シリーズとして復活した「フィフティ ファゾムス」に含まれる注目のモデルが「フライバック クロノグラフ」だ。フライバックとは、リセットボタンを押すだけで、作動中のクロノグラフ機能を瞬時にゼロに戻し、再スタートさせることができる高度なシステムで、ブランパンの誇る代表的な技術の一つである。それだけではなく、ケース内に特別のジョイントを組み込むことによってプッシュボタンの防水性を確保し、水深300メートルで操作可能にしたのは画期的。ダイバーズ・クロノグラフとしての完成度は非常に高く、実際のスポーツシーンでも活躍させたいモデルである。

【問い合わせ先】
ブランパン ブティック銀座
TEL03-6254-7233


“マシン”を想起させる力強い一本


ゼニス
グランド クラス オープン コンセプト
ゼニス
自動巻きクロノグラフ。ブラックチタン・ケース、ケース径44mm。パワーリザーブ・インジケーター付き。カーボンファイバー・ストラップ。204万7500円

ゼニスは、ハイビート自動巻きクロノグラフ・ムーブメント「エル・プリメロ」の魅力をフルに生かして、バリエーション豊かなモデルを毎年展開しているが、最も未来的なスタイルで楽しませるのが特別に「コンセプト」と名付けられたモデルである。

今年はラウンドケースで発表された「コンセプト」だが、独特なマット仕上げのブラックチタン・ケースを中心にして、放射状のラインにくり抜かれた文字盤、リューズ、クロノグラフのプッシュボタン、カーボンファイバーのストラップまで黒で統一。文字盤の下に覗くペルラージュ仕上げを施したムーブメント地板、クルマのホイールを思わせるスモールセコンドや積算計、エンジンそのものといった鼓動するテンプなど、ディテールのアレンジも独特なものがあり、力強く前進する“マシン”をイメージさせる。時計好きのみならず、スポーツカー好きにもおすすめだ。

【問い合わせ先】
LVMHウォッチ-ジュエリー ジャパン ゼニス
TEL03-3263-9620

【ショップ情報】
ZENITH BOUTIQUE GINZA

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