漫画で活躍したクルマたちがサーキットを走る!

オールド・ナウ・カーフェスティバル
“サーキットの狼”グランプリに集まったスーパーカー

5月5日、こどもの日の筑波サーキット。スーパーカーに“人生”を賭けた同士が集まった。池沢先生の漫画家デビュー40周年を祝うためだ。事前に送られてきた招待状には、実に胸躍る字句が並べ立てられていた。曰く、スーパーカーレース開催。漫画で活躍したクルマたちが勢揃いして、サーキットを走る!私には、フェラーリ365GT4BB(ベルリネッタボクサー)で参加せよ、とのことだった。

こどもの日の筑波サーキットといえば、クルマ好きはオールド・ナウ カーフェスティバルという自動車イベント、と相場はキマっている。記念スーパーカーレースは、その場を借りての開催というわけだ。

オールド・ナウは、もうかれこれ20年以上も続くイベントで、マニアが真剣勝負に挑みファミリーで見物できる、日本の自動車文化の中では希有に趣味的でかつ大衆的、マニアックだけれどもフレンドリーなイベントだ。私も仕事がなければ、欠かさず見に行くようにしている。

クラシックカーによるレースやロードスターパーティレース、スーパーカーやトヨタ2000GTのパレードをマニアだけでなく沢山の子供連れが楽しんでいる。その様子を見るだけで、もうワクワクしてしまうのだった。

当日。私はランボルギーニカウンタックLP400で出かけた。レースへはBBで出るが、せっかくなのでカウンタック黄緑号を展示させてもらい、子供たちに乗って触ってもらうというキッズライドに供するためだ。もちろん無料、千円はとらない!(余談だが、キッズライドは好評だったように思う。ただ、時代はエコカーである。夢を与えることもできる一方で、ますます古いクルマの立場はなくなってゆく。走る回数を減らしてはいるが、根本的な解決にはならない。愛煙家の喫煙にも似た状況に、クラシックカーは今置かれているのかも知れない。)

池沢先生
漫画家デビュー40周年を迎えた池沢先生
朝8時半。パドックに出場車両が集まってきた。ランボルギーニミウラが、カウンタックが、ウラッコが、ロータスヨーロッパが、ディーノが、ポルシェカレラRSが、デ・トマソパンテーラが、BMW3.0CSLに2002ターボが、フェアレディZもハコスカGT-Rも、続々集結した。中でも最も注目を浴びていたのが、真っ赤なランチアストラトス。カウンタックやBBと人気を分けた名スーパーカーである。

オールド・ナウ・カーフェスティバル
スタートを待つスーパーカー達

総勢27台。当時の漫画に“出て”いたクルマのみが、これだけバリエーション豊かに揃うのは珍しい。だんだんとクラシックな存在になってきたから、なかなか集まった景色を見ることができないのだ。壮観である。惜しむらくはマセラティボーラとメラックの姿がなかった。

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