アクティブに行動する人のための“使えるミニ”
エンジンはクーパーに可変バルブ制御を採用した120psの1.6L、クーパーS(写真)にはツインスクロールターボを装備した175psの直噴1.6Lが搭載される |
クラブマンクーパーS(6AT)に試乗した。二世代目になって、いい意味でフツーのクルマの乗り味になったミニだが、クラブマンはそれ以上にしなやかになった印象がある。乗り心地もピーキーな面がなく、高速域での安定感も出た。全長が長くなったということをことさらネガティヴに感じさせることなく、フツーによくできたクルマ然とした走りである。
先代ニューMINIの、あのゴーカートな感覚が好きだった人にはちょっと拍子抜けする乗り味のマイルドさかも知れない。けれども、このカタチや雰囲気が大好きなんだけど、実用性の面で二の足を踏んでいたという人には、やっぱり“待ってました!”な選択肢だと思う。
都会でアクティブに行動する男女にぴったりハマる、使えるミニ。クラブマンの魅力はそれに尽きる。
6個のエアバッグのほか、ブレーキアシスト機能を装備。操縦安定性を高めるDSC(ダイナミックスタビリティコントロール)やABS、EBD(エレクトリックブレーキフォースディストリビューション)、CBC(コーナリングブレーキコントロール)なども装着される |
撮影:篠原晃一・カーセンサー