インド/インドの観光・世界遺産

インドの観光・世界遺産(3ページ目)

長い歴史と豊かな自然を誇るインドには、21の文化遺産、5の自然遺産と、合わせて26の世界遺産があります。この記事では、そんな世界遺産を含むインドのおすすめ観光名所を、13ヶ所厳選してご紹介します。

執筆者:冬野 花

世界遺産の歴史的建造物

紀元前からの長い歴史を誇るインドには、世界遺産に認定されている歴史的建造物も多くあります。ここでは、首都デリーにある「クトゥブミナールとその遺跡群」と「フマユーン廟」を紹介します。

建造物1 クトゥブミナールとその遺跡群(1993年世界遺産登録)

■■■ダミー■■■

見上げるほど高いクトゥブミナール

この「遺跡群」には、世界一高いミナレット(モスクに付随する塔)「クトゥブミナール」と、その周辺のモスクなどの建造物の他、1500年以上も錆びないことで有名な「錆びない鉄柱」などを含みます。

クトゥブミナールは、現在では登ることが禁止されていますが、下から見上げるだけでも相当な高さであることが分かるはず。石造建造物としても、インドでは最高の高さだそう。周辺の赤褐色の石で作られたモスクや建造物には、イスラムの文字で文様が施されていて、見応え充分。

デリーの中心街からタクシーやオートリキシャで30分~1時間程度(起点や交通渋滞状況による)の南デリーの隅にあるので、デリー滞在予定がある人はゼヒ!

建造物2 フマユーン廟(1993年世界遺産登録)

■■■ダミー■■■

シェイプがタージマハルそっくり

クトゥブミナールと合わせて、デリーで必見の世界遺産といえばフマユーン廟。タージマハルの原型となっただけあって、タージマハルより100年程古いのですが、赤茶色の石で造られた均整のとれた姿がとても美しい。

園内はよく整備されており、喧騒の外界とは打って変わって、非常に落ち着ける場所。市内の中心地からもとても近いので、一息つくのにもお勧めです。
 

見ごたえ保証つき!世界遺産の石窟寺院

インドには、古代ロマンをたっぷり秘めた有名な石窟寺院が点在しています。木造文化の日本からすると、石窟寺院のその巨大さや威厳には圧倒されるばかり。ここでは、世界遺産となっているいくつかの石窟寺院をとりあげます。

石窟1 アジャンタ石窟寺院群

石窟寺院内部

アジャンタの石窟寺院群のうちのひとつの内部

延々と広がるデカン高原のただ中に、忽然と出現している2つの有名な石窟寺院群があります。マディヤプラデーシュ州の中堅都市アウランガーバード近郊のアジャンタ石窟寺院群とエローラ石窟寺院群。両者は非常に近くにあるので、ほとんどの人は2日ほどかけてセットで行きます。

アジャンタ石窟寺院群には、岩壁に洞窟を掘って作った大小30個の仏教石窟寺院が、550メートルにわたって並んでいます。各石窟内部の美しい壁画も有名で、中には世界史の教科書で紹介されたものも!

石窟2 エローラ石窟寺院群

巨大なエローラのカイラーサナータ石窟寺院

エローラの巨大なカイラーサナータ石窟寺院

エローラ石窟寺院群で一番有名なのは、ヒンドゥー教の巨大なカイラーサナータ寺院。パルテノン神殿の2倍の規模といわれます。まるで積み上げて作った建造物のようですが、実際は岩壁を彫って作ったもの。それをふまえて見るにつけ、いかに驚くべき仕事であることが分かります。

石窟3 エレファンタ島のエレファンタ石窟群(1987年世界遺産登録)

エレファンタ島 シヴァ神の像

エレファンタ島 三面シヴァ神の像

アラビア海に面したムンバイの象徴、インド門から船で約1時間程行った沖合にある、エレファンタ島。エレファンタ石窟寺院で有名です。特に、踊るシヴァ神や三面シヴァ神像は、一見の価値あり。

エレファンタ島に点在する石窟寺院の建造時期は特定が難しく、いまだにはっきりとした年代が分かっていないのですが、最初に造られ始めたのは6世紀頃だと考えられています。古代のロマンにたっぷり浸れるお勧めのムンバイエクスカージョンです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます